クイズ:「頭が上がらない」と「頭が下がる」は同じ意味?
一見同じ意味の言葉に見えるこの2つの表現。
同じように使うと失礼になります。詳しく見ていきましょう。
答え:「全く正反対の意味」
一見、同じような状況を説明している2つの言葉ですが、その意味には、大きな違いがあります。
頭が上がらない:負い目を感じる時に使う
「あの人には、頭が上がらない」という文章の場合こんなときに使います。
- あの人に、借りがあるから強気に出られない
- あの人は、上司だから口をだせない
- あの人に、引け目があるから言うに言えない
頭が上がらない=「対等にふるまえない」を表現する言葉なんです。
自分が相手に対して、何からの負い目を感じているネガティブな状況で使います。
頭が下がる:感心、尊敬の念を持つ
頭が下がる=「感心する、尊敬する」相手に対して賞賛したい気持ち、ポジティブな感情から出てくるときに使うもの。
「あの人には、頭が下がる」という文章の場合はこんな時に使います。
- あの人の行為に、感謝している
- あの人の言動は、尊敬できる
相手を褒めるつもりで「あの人には、頭が上がらないよ」なんて人に話してしまったら、大変! 何か弱みでも握られているの!? なんて、正反対の誤解を生んでしまいますよ(笑)
同じ意味のように見えて正反対の言葉。覚えておきたいですね。