連載記事

【クイズ】振袖が着れるのは何歳まで? #40代の新常識向上委員会

カルチャー

2020.12.27

あたり前に使っていた言葉や、自分の中で疑うことのなかった常識が、もし間違っていたとしたら……。悲しいかな、恥をかくだけ。40代の大人には、もう誰も親切に指摘してくれません。だからこそ、「40代にありがち」「今さら聞けない」「もしかして時代遅れ!?」な常識をあなたに変わって徹底調査! 最新の大人のマナーや常識をアップデートしていきます。

広告

連載:【40代の新常識向上委員会】もしかして間違ってる!? 自分の知識をアップデート! 

振袖を着ていいのは何歳まで?

振袖

答え「未婚で30代半ばぐらいまで」

着物の歴史は深く、実は季節によって素材はもちろん、あわせる帯、絵柄などが事細かに決められています。袖が長い「振袖」にも、当然決まり事が。

それは「未婚」であること。その理由の一つに、昔の時代背景があります。江戸時代には、女性全員が着物だったため、ぱっと見ただけでは、未婚か既婚かわかりません。男性が女性に気軽に声をかけられるわけもなかったので、振袖=未婚という、わかりやすいアイコンになっていたんですね。

男性側にメリットがあれば、当然女性側にも。当時、女性が自分の意見を口にするのは、無作法とされていました。そのため、男性から告白された時には、この振袖を使ってOKか、NGかをジェスチャーで表現したそうです。

まさに振袖は、江戸時代の婚活アイテム!

ですが今の時代、晩婚化が進んでおり、結婚適齢期もあいまいになってきました。結婚に焦らない30歳以上の方も珍しくありません。そのため、現代は着る側のマナーが試されています。

振袖は、ハレのおめでたい席で着用する衣装ですよね。そんなとき、30代後半以上の方が振袖を着てきたら……本人は満足していても、周りの人にかなり気を使わせてしまいます。
これは個人的な意見ですが、成人式の振袖は華やかな柄が多く、同じものを40代が着るとかなり違和感が……。

どうしても着物が着たいなら、袖の短い小振袖や色留袖、訪問着を選ぶと良いでしょう。

文/池田ゆき

 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告
saitaとは

連載記事

【40代の新常識向上委員会】もしかして間違ってる!? 自分の知識をアップデート! 

広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る