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【クイズ】看板に書かれた「生そば」読み方や意味とは? #40代の新常識向上委員会

カルチャー

2021.04.30 更新

当たり前に使っていた言葉や、自分の中で疑うことのなかった常識が、もし間違っていたとしたら……。悲しいかな、恥をかくだけ。40代の大人には、もう誰も親切に指摘してくれません。だからこそ、「40代にありがち」「今さら聞けない」「もしかして時代遅れ!?」な常識をあなたに変わって徹底調査! 最新の大人のマナーや常識をアップデートしていきます。

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連載:【40代の新常識向上委員会】もしかして間違ってる!? 自分の知識をアップデート! 

クイズ:蕎麦屋の看板「生蕎麦」は「なまめん」のこと?

生蕎麦、なんて読む?どんな意味?

まずこれを何と読むかわかりますか?「ナマソバ」ではないんです。

そして、これは「ナマめんの蕎麦ってことかな」と思う方も多いのでは。

調べてみました!

 

答え:読み方は「きそば」。そして「そば粉100%の蕎麦」のことなんです

蕎麦屋と言っても気軽な立ち食い蕎麦のお店もあれば、高級料亭のようなお店まで様々ですよね。
そしてその店先には「生蕎麦」の看板が……

「蕎麦屋なんだし、ナマめんなのは当たり前では?」と思った方や、その看板をみて「本格的でおいしそう」という雰囲気作りだと思った方は、ちょっと待ってくださいね。それだけではないんです。

「生蕎麦・生そば」の読み方は「きそば」。そして、この意味は「つなぎに小麦粉を使わず、そば粉100%で作られたお蕎麦のこと」を意味するんです。

同じように「二八蕎麦」は、小麦粉2:そば粉8のお蕎麦という意味。
昔は、つなぎを入れたお蕎麦の価値が低かったため、100%のそばを売り出すキャッチコピーだったんですね。

新しい意味も。

そして時代は流れ……「生そば」には、同じ漢字で違う読み、違う意味を持つ商品が出てきました。

それが「生そば(なまそば)」です。
乾麺ではない生の麺を、家で茹でて食べるタイプのそばの総称として、使われるようになってきました。

そう、「ナマソバ」と読んでいても間違いではありませんね。ただこちらは、そば粉100%を保証する言葉ではありません!

そば粉100%のお蕎麦が食べたい!そんなときも「生そば」を掲げたお店だから安心……と言うわけではなさそうです。

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