クイズ:蕎麦屋の看板「生蕎麦」は「なまめん」のこと?
まずこれを何と読むかわかりますか?「ナマソバ」ではないんです。
そして、これは「ナマめんの蕎麦ってことかな」と思う方も多いのでは。
調べてみました!
答え:読み方は「きそば」。そして「そば粉100%の蕎麦」のことなんです
蕎麦屋と言っても気軽な立ち食い蕎麦のお店もあれば、高級料亭のようなお店まで様々ですよね。
そしてその店先には「生蕎麦」の看板が……
「蕎麦屋なんだし、ナマめんなのは当たり前では?」と思った方や、その看板をみて「本格的でおいしそう」という雰囲気作りだと思った方は、ちょっと待ってくださいね。それだけではないんです。
「生蕎麦・生そば」の読み方は「きそば」。そして、この意味は「つなぎに小麦粉を使わず、そば粉100%で作られたお蕎麦のこと」を意味するんです。
同じように「二八蕎麦」は、小麦粉2:そば粉8のお蕎麦という意味。
昔は、つなぎを入れたお蕎麦の価値が低かったため、100%のそばを売り出すキャッチコピーだったんですね。
新しい意味も。
そして時代は流れ……「生そば」には、同じ漢字で違う読み、違う意味を持つ商品が出てきました。
それが「生そば(なまそば)」です。
乾麺ではない生の麺を、家で茹でて食べるタイプのそばの総称として、使われるようになってきました。
そう、「ナマソバ」と読んでいても間違いではありませんね。ただこちらは、そば粉100%を保証する言葉ではありません!
そば粉100%のお蕎麦が食べたい!そんなときも「生そば」を掲げたお店だから安心……と言うわけではなさそうです。