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【年末年始ラクご飯】疲れた胃を休めるための野菜たっぷり作り置きレシピ

料理・グルメ

 【年末年始ラクご飯】疲れた胃を休めるための野菜たっぷり作り置きレシピ

2020.12.26

自然料理研究家の山田です。 今回ご紹介する重ね煮は、年末年始の疲れた身体に優しい白菜の重ね煮です。 立派な白菜がとっても安価で手に入る時期。白菜をたっぷり入れて、甘味をじっくりと引き出す方法をおつたえします。 白菜から水分がたくさん出てそれがからみ合い、シンプルな味付けでも優しい旨味を感じられる料理にアレンジできます。食物繊維たっぷりで消化に優しい重ね煮を食べて、頑張った自分を丁寧に癒してあげましょう。

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連載:週末にまとめて作る栄養ご飯の元!最強の作り置き「重ね煮」

たっぷり白菜の重ね煮

白菜から水分がたくさん出てそれがからみ合い、シンプルな味付けでも優しい旨味を感じられる料理にアレンジできます。食物繊維たっぷりで消化に優しい重ね煮を食べて、頑張った自分を丁寧に癒してあげましょう。
重ね煮

【材料】

  •  ごぼう‥‥‥‥    80g 斜め薄切り
  • にんじん‥‥‥   80g 2.3mm  いちょう切り
  • 大根‥‥‥‥‥   100g    5mm    いちょう切り
  • 白菜‥‥ 400~500g    1.5cm幅  カット
  • きのこ‥‥‥‥  100g    5mm幅 スライス※(えのきは4cmぐらいでカットしてほぐす)
    ※しいたけ・えのき・エリンギ・しめじなど、何種類か混ぜると味わいが増します。
  •  差水‥‥‥‥‥‥50cc

【作り方】

  1. 鍋底に塩をひとつまみ振り、きのこ→白菜→大根→にんじん→ごぼうの順に重ねてから、上にもひとつまみ塩を振る。
  2. 差水をしてから蓋を閉め、極弱火にかける。
  3. 良い香りが立ってきて、にんじんがある程度柔らかくなったらそっとかき混ぜて出来上がり。
  4. タッパーなどに移して冷まし、冷蔵庫で保存する。※3~5日くらい保存可能です。

美味しいワンポイント
レシピ

白菜から水と甘い旨味がたっぷりがたっぷり出てきます。底にたまった出汁ごとすくってアレンジに使っていきましょう。

重ね煮アレンジ1: 白菜と豚肉の塩麹炒め

重ね煮

塩麹と白菜の旨味でご飯がすすむ味付けです。焼うどんにもどうぞ。

【材料2人分】

  • 重ね煮‥‥‥‥‥‥300g
  • 豚肉スライス‥‥‥150g
  • 塩麹‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ2
     
  • ごま油‥‥‥‥‥‥大さじ1
  • にんにく‥‥‥‥‥一片 みじん切り
  • しょうが‥‥‥‥‥同量 みじん切り
  • 酒‥‥‥‥‥‥‥‥   大さじ2
     
  • 小ネギ‥‥‥‥‥‥適量カット


(調味料)

  • しょうゆ‥‥‥‥‥小さじ1
  • こしょう‥‥‥‥‥少々


(とろみ)

  • 片栗粉‥‥‥‥‥小さじ2(水 小さじ2で溶いておく)


【作り方】

  1. 豚肉を塩麹で絡めて、少し漬け込んでおきます。
  2. フライパンにごま油をひき、弱火でにんにく・しょうがを香り良く炒めます。
  3. 豚肉を②の中に入れ中火で炒め、火が入ったら重ね煮もさらに加えて炒めます。
  4. しょうゆを入れ味を整え、弱火で水溶き片栗粉を少しずつ流し込みます。
  5. こしょう・小ねぎを振って出来上がり。

重ね煮アレンジ2: 白菜豆乳スープ

重ね煮

とろけた白菜の食感と甘味が胃に優しいスープ。シチューのような味わいです。

【材料2人分】

  • 重ね煮‥‥‥‥‥‥200g
  • 豆乳‥‥‥‥‥‥‥200ml
  • 白みそ‥‥‥‥‥‥大さじ2
  • 春菊‥‥‥‥‥‥‥適量 ざく切り


【作り方】

  1. 鍋に豆乳を入れ、沸騰させないように弱火でゆっくり温める。
  2. 重ね煮を入れ、軽く煮込む。
  3. 春菊を入れ、温まったら白みそを溶かし入れて出来上がり。

重ね煮アレンジ3: 白菜ポン酢和え

重ね煮

さっとポン酢をからめて爽やかな一品に。手軽にたっぷりの滋養を取れます。

【材料2人分】

  • 重ね煮‥‥‥‥‥‥ 100g
  • 油揚げ‥‥‥‥‥‥ 1/2枚 5mmカット
  • ゆず皮‥‥‥‥‥‥ 適量千切り
  • ポン酢‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
     
  • ごま油‥‥‥‥‥‥小さじ1

【作り方】

  1. フライパンにごま油を引き、油揚げを炒める。
  2. 重ね煮を入れ、温める程度に炒める。
  3. 小鉢に移して鰹節を振り、ポン酢をかけてよく混ぜ合わせます。
  4. 少し馴染ませてから、ゆず皮を乗せて頂きます。

まとめ

冷蔵庫に眠っている冬野菜があれば、是非重ね煮をしてみてください。冬に必要な栄養が重なり合い、寒い今必要な滋養が取れてることを自然に感じられると思います。冬至が終わって、暦の上ではもう春。新しい年をエネルギーに溢れて過ごせるように、季節の野菜を使った重ね煮料理をそのまま味わってください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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