ほのかな苦みまで味わえる「八朔」
グリップコーポレイションの「八朔」は、瀬戸内の陽光あふれる大三島産のはっさくを使っている。石垣造りの段々畑で育つから、1.空からの陽光、2.海面からの照り返し、3.石垣からの照り返しという、3つの光を浴びているのがウリ。八朔らしいシャキシャキ食感はもちろん、甘みと酸味、そして独特のほろ苦さまで味わえるのが素晴らしい。
まるでゼリー「にっぽんの果実 愛媛県産 紅まどんな」
2005年に登場した「紅まどんな」はみかんの仲間。果肉がまるでゼリーのようにプルプルしているのが最大の特徴であります。なので、そのプルプル食感を生かすため、内果皮(白い薄皮)を残したまま缶詰にしている。きりっとした酸味の中に甘みがあって、その味が溶け込んだシラップ(シロップのこと。缶詰業界の言葉)もウマい。シラップの原料の砂糖は白ざら糖という、和菓子に使われる高級砂糖を使っている。そのおかげで甘みはすっきり。
ていねいに手作業で皮をむいた「グレープフルーツ」
ホテイフーズといえばやきとり缶が有名だけど、実はフルーツ缶詰も充実している。中でもグレープフルーツ缶は、社内販売があるとすぐに売り切れてしまうという、社員自身が大好きな商品。グレープフルーツの一大産地・エスワティニ王国(アフリカ。旧国名:スワジランド王国)で造られており、外側の固い皮も、内果皮も、ナイフでていねいにむいてあるから食べやすい。ほど良い甘さのライトシラップを使って、グレープフルーツ特有の苦みを抑えているのもホテイフーズらしい心配り。410gという容量(昔の桃缶などと同じサイズ)で270円はかなりオトク!
今回は缶詰博士オススメのフルーツ缶詰を紹介しました。生鮮のフルーツももちろん美味しいけど、缶詰なら皮がむいてあるから包丁いらずで手軽。どのフルーツも旬の一番美味しい時期に収獲され、それでいて保存できるから年間を通して食べられる。これからの蒸し暑い時期は、食べる30分前に冷蔵庫に入れて、冷たくして召し上がれ!