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【業務スーパー】缶詰博士が選んだ!マストバイなおすすめ缶詰ベスト3#缶詰博士の缶詰名缶(鑑)

料理・グルメ

2020.11.08

みなさん缶にちは! 缶詰博士の黒川勇人です。
世界一の缶詰通を自負している私が選ぶ「絶品缶詰」をご紹介する「缶詰名鑑(缶)」の連載、2回目は「業務スーパー」のおすすめ缶詰です。

SNSやブログでたびたび話題にあがる 「業務スーパー」 。プロユースのお店だけど一般客も大歓迎という、実にありがたい存在であります。

缶詰博士的には、ここでしか買えない缶詰があるのが一番のポイント。とくに同社が直輸入している外国缶が豊富なので、同じく輸入食品を取り揃えるカルディと比べると面白いのだ。今回はそんな ”業スー” の缶詰から、僕が個人的に好きな3品を紹介したい。

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連載:缶詰博士の缶詰名缶(鑑)

缶詰博士オススメ【業務スーパー】マストバイ缶詰 『レッドカレー缶詰』

レッドカレー缶詰 400g 188円(税別)

もろもろと浮かんでいるのはココナッツの脂

業スーにはタイから輸入したカレー缶が各種あって、どれもネット上で評価が高い。カレーじゃないけど〈トムヤムスープ〉なんてものもあり、どれを選ぶかは本当に迷う。
その中でオススメしたいのはこのレッドカレー。これは尖ってます。ココナッツが大好きな人には大プッシュだけど、それほど好きじゃない人にはオススメできません。なぜならココナッツミルクの量が半端じゃないから。
開けたとたんに放たれるのがまず、ココナッツの甘い香り。口に含んでみても、まずやってくるのはココナッツの甘さ。何というか、味の外側を甘さが包んでいて、その内側に辛さがあるイメージ。
甘いといってもそこはタイカレーで、食べすすむうちに唐辛子の辛さがじわりじわりとやってきて、気付けば大量の汗。辛さは十分あるのだ。
「タイカレーのココナッツ味が好きなんだけど、あれ、もっとたっぷり入れてくんないかなー」という人にはマッチしますぞ。

缶詰博士オススメ【業務スーパー】マストバイ缶詰②『チキンランチョンミート缶詰』

チキンランチョンミート缶詰 340g 198円(税別)
※東日本(富山・長野・静岡以東)の店舗のみ取り扱い

魚肉ソーセージ的な色だが、お味はパンチの利いた味

豚肉から造るポークランチョンミートは、今やスーパーにも普通に並んでいるけど、鶏肉から造るチキンランチョンミートはまだまだ希少種。それが業スーで買えるのだから嬉しい。これはフランスから輸入しているものだ。
淡泊できめ細かい鶏肉に、塩・香辛料をしっかり利かせてあり、スライスしてそのまま食べても美味しい。
面白いのは、加熱すると塩気がより強く感じられること。通常、食べ物は常温のほうが塩気を感じるものなのに、なぜか反対なのであります。
ゆえに、スライスして焼いて食べるときに、もし砂糖しょう油で味付けしようと思ったら(スパムむすびみたいに)、しょう油を控えめにして、砂糖を多めにするとより美味しくなる。もっと缶たん(簡単)に作るならめんつゆを使うのがよし。

缶詰博士オススメ【業務スーパー】マストバイ缶詰①『グリーンオリーブ』

グリーンオリーブ(アンチョビペースト詰) 85g 97円(税込)

この量で97円って、オトクすぎる!

僕がもっとも気に入っているのが、このスペイン製のオリーブ缶。アンチョビペーストが詰まったやつで、ワインのつまみにもなるし、スライスしてピザトーストに乗せてもイケる。
それにしても、85gも入って税別97円って、すごい安さだ。一度には食べきれない量なので、清潔な保存容器に移し、冷蔵保存している。その状態での日持ちの目安は1週間以内といったところであります。
このオリーブは安いだけじゃなくて、ちゃんと美味しい。オリーブの実が柔らかくてジューシーなのだ。アンチョビペーストも量がほどよくて、どちらかといえばオリーブの風味を引き立てている感じ。後を引くうまみもありますぞ!

缶詰博士・黒川勇人さん

デザイン:セキモト

日本缶詰協会公認の缶詰博士として、様々なメディア出演や執筆活動で活躍。日々世界の缶詰を食している世界一の缶詰通。

著書に「缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36」(講談社+α新書)、「旬缶クッキング」(共著・春風亭昇太 ビーナイス)など。

 

 

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著者

黒川勇人

黒川勇人

日本缶詰協会公認の缶詰博士として、様々なメディア出演や執筆活動で活躍。日々世界の缶詰を食している世界一の缶詰通。 著書に「缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36」(講談社+α新書)、「旬缶クッキング」(共著・春風亭昇太 ビーナイス)など。

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