困ったときの助けになる、エライ缶詰
世の中にはオモシロ缶詰がたくさんあり(大阪のたこ焼き缶とか)、ネタの宝庫ではあるんだけど、社会的意義を持つエライ缶詰もたくさんあります。例えば、防災備蓄用の缶詰。健康に良く、常温のままでちゃんと美味しいなど、細部にまで気が配られている。「困っている人を助けたい」という思いだけで、何年も試行錯誤を重ねて造られているのだ。今回はそんな“思いやり缶詰”を4種類紹介しますぞー!
エライ缶詰1:「ミールdeスマイリング」看病などでしっかりごはんが食べられない人へ
全国の小児病棟で、我が子に付き添い泊まり続けるお母さんがいる。授乳やおむつ替えなどのためだが、食事が出ない病院も多いそうな。忙しさからカップ麺やコンビニ弁当に頼りがちで、お母さん自身が身体を壊すケースもある。
この缶詰は、そんな付き添いお母さんのために開発されたもの。2品とも野菜が摂れ、かつ優しい味で食べ飽きない。製造は障がい者を雇用する加工施設で行われている点もエライ!
エライ缶詰2:出汁のうまみがぎゅっと濃縮された、疲れた人を癒す缶詰
日々の激務で疲れた人にオススメ。幻の地鶏・土佐ジローを煮てうまみを引き出し、玉ねぎと天日塩だけで味付けしたスープ缶であります。塩分は1缶にわずか0.8gという少なさで、最初のひと口はちょいと物足りない。でも、続けて飲むとうまみに圧倒されて「塩分はこれで充分!」と思い直すのであります。
働く女性のために造られたこの缶詰。土佐ジローの滋養が全身に行きわたるようで、心までリセットされること必須。リゾットに使う手もあり!
防災用に開発された栄養満点缶詰
白米と比べて食物繊維4倍、ビタミンB1が8倍という玄米ごはんの缶詰。防災備蓄用で開発されているから、常温のままで食べられる。もちもち食感の合間にぷちぷちするのは胚芽で、いかにも栄養が摂れてる感じがする。
1缶で軽く2膳分あるので、忙しすぎてご飯も炊けないような時に便利!
エライ缶詰4:3年以上賞味期限があるから安心!食料支援にもつながる缶詰
賞味期間が37カ月もあるパンの缶詰セット。缶詰とは思えないほどしっとり美味しく、防災備蓄食として心強い。でも、エライのはそれだけじゃない。貧困国への食糧支援もできる画期的仕組みを持っているのだ。
備蓄食として食べずに保存した場合、賞味期限の切れる前にメーカーからお知らせが来る。次回分の購入のおすすめと、回収のお知らせだ。次回分も購入すると決まれば、新しい缶詰が届いたときに、手元にある缶詰が回収される(未開封品のみ)。その缶詰は内戦・紛争などで貧困にあえぐ国に送られるのだ。
防災備蓄が出来て、飢餓で苦しむ人たちを助けることも出来る。まさに思いやりが込められた缶詰であります。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。