カプサイシンで気持ちも上がる「めんツナそうめん」
そうめんと缶詰を合わせる食べ方で、もっとも基本的なレシピがこれ。缶詰の中身を具に見立て、めんつゆをはった器に好きなだけ入れて、そうめんにまぶしながらいただくのだ。ふくやの「めんツナかんかん」を具に使えば、ピリッとした辛さが食欲をそそりつつ、辛味成分のカプサイシンによって気持ちも高揚。元気を出したいときに最高なのだ。
薬味には、爽やかさを加える青ジソと、香ばしさを加える白炒りごまがオススメ。
【美味しくするポイント】
めんツナかんかんの油(缶汁)もめんつゆに混ぜるべし。ツナと明太子のうまみが溶け込んだ油が美味しくて、残したらもったいない。
すっきり味の中にサバのコク「サラダサバそうめん」
サバを綿実油&野菜エキスで煮込み、塩味で仕上げたのが木の屋石巻水産「サラダサバ」。味はすっきりしているけど、脂が乗ったサバのうまみとコクが味わえる。
その絶妙なバランスをそうめんに合わせるなら、レシピもごくシンプルにしたい。茹でて水気を切ったそうめんを器に入れ、上からめんつゆをさっと掛け回す。量としては、やや薄味で物足りないくらいがいい。そこにサラダサバの缶汁を掛け、さばの身を乗せ、好みの薬味を添えれば缶成!
【美味しくするポイント】
温かい煮麺(にゅうめん)にしても美味。同じ手順で作り、最後に熱湯を注いで汁を多めにすれば出来上がり。梅雨時のちょっと冷える時など、温かい麺もいいもんですよ。
カレー缶を使って「カオソーイ風そうめん」
最後はエスニックそうめんをご紹介。いなば食品「バターチキンカレー」を使った「カオソーイ風そうめん」であります。
規定時間で茹でて水洗いしたそうめんは、ざるに上げてしっかり水気を切る。ボウルに入れて、バターチキンカレーを加えて混ぜれば缶成。1缶でちょうど1人分が作れる。
トッピングにパクチーを使えばよりカオソーイ風になるんだけど(カオソーイはパクチーの本場・タイの料理だ)、実は僕はパクチーが苦手。なので今回はルッコラを乗せて逃げました。どうか缶弁(勘弁)してください!
今回は缶詰とそうめんを合わせるレシピを紹介しました。どのレシピもそうめんの茹でかたが極めて重要であります。手順としては
- 大きな鍋で茹でる(麺同士がくっつかない)
- 湯から引き上げたら冷水でしっかり洗う(そうめんには油が含まれているのでそれを落とす)
- 洗ったらざるに上げてぎゅっとしぼり、しっかり水気を切る(麺が水っぽくなるのを防ぐ)
この手順で歯応え抜群のそうめんになるはず。ぜひお試しあれ!