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「プロポーズするレストランでケンカに」Instagramで仲良し夫婦が“結婚に至るまで”

家族・人間関係

 「プロポーズするレストランでケンカに」Instagramで仲良し夫婦が“結婚に至るまで”

2023.12.17

夫婦の数だけ、夫婦の形があります。多様なパートナーシップのあり方を紹介することで、これからの夫婦の時間をより豊かに前向きに過ごして欲しい。「夫だから/妻だから、こうしなければいけない」と思い込むことをやめて、もっと自由に、夫婦という“一番近い、他人との関係性”を楽しんでほしい。そんな思いからスタートした企画「夫婦は続くよ、どこまでも」。今回は、トータルビューティーアドバイザーの亜耶バネッサさんと、動画クリエイターのテルさんの人気ご夫妻にお話を聞きました。

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特集:夫婦は続くよ、どこまでも

Instagramで夫婦仲良くライブをする亜耶バネッサさんと夫のテルさんを、すでにご存じの方も多いのではないでしょうか。たくさんの方から憧れのまなざしを向けられるご夫婦は、どのように結婚に至ったのでしょう。今回はお二人のお付き合いからプロポーズまでのお話を詳しく伺いました。

知れば知るほどピュアな彼に惹かれていった

亜耶さんテルさん

――前回は、出会いからテルさんに恋愛スイッチが入ったところまでのお話を聞きました。亜耶さんは、テルさんとの初めてのデートで「もう会わないかもしれない」と思ったとお話ししていましたが、そこからどのようにお付き合いまで進んだのですか?

テルさん:まぁまぁ。そこからどんでん返しがあるんです。僕はもう彼女しか見えてなかったので頑張りました。

亜耶さん:カラオケに行った次の日から毎日連絡が来るようになったんです。よく連絡をしてくる人だなぁと思っていました(笑)。

――でも、いやな感じではなかったということですよね?

亜耶さん:彼って、見た感じチャラチャラしてるじゃないですか。でも、知れば知るほどすごくピュアで、「こんな人だったんだ」という発見がたくさんありました。表面的には好きじゃないと言っていたけど、無意識に惹かれていったんだと思います。その気持ちを認めるのが怖かったのかも。

テルさん

テルさん:包み隠さず話しますが……(笑)。その後、何度か食事に行ったんです。ある日、食事をして解散した後に、亜耶から「もう少しだけ一緒にいたかったな」というメールが来て、乗っていた電車を降りて戻ったんです。そして、その日に関係が進みました。それで僕は、付き合えた! と思ったんです。

――え? 違うんですか?

テルさん:ここからが問題なんです(笑)。そういう関係になったし、何回かデートもしているから、僕は完全に付き合ってると思っていたんです。だから、2人が再会するきっかけになった会を主催した友達に、「亜耶と付き合うことになりました。きっかけをくれてありがとうね」というメールを送りました。そしたら亜耶から、「私たちって付き合ってたっけ?」って聞かれたんです。なんかね、そういうところは外国人的な発想なんですよ。

亜耶さん:インターナショナルスクールに通っていたというのもあるし、考え方が外国人っぽいと言われることは多いです。私は、相手のことを知らないで付き合うのがいやなんです。ちゃんとお互いを知ってから付き合いたいんですね。そういう関係が先にはなっていたけど、相性も大事じゃないですか。

テルさん:まだ付き合ってなかったのか……と思っていたら、亜耶から「もしよかったら、今度うちのお母さんとお姉ちゃんと一緒に食事しない?」って誘われました。カルチャーショック過ぎて(笑)。付き合ってないのにお母さんに会わせるの? え? どういうこと? と困惑しながらも食事に行ったんです。

付き合う前に家族との食事会に参加してみたら……

――行かれたんですね(笑)。

テルさん:亜耶のお母さんに会ったら、めちゃくちゃ良い人だったんです。亜耶の双子のお姉さんに当時2歳の娘がいて、その子が机の下に潜って僕の膝の上に座ってきたら、それを見た女性陣が「わぁ、素敵」みたいな感じになっていました。なんか、それで認めてもらえたのかなぁと。

亜耶さん:家族が反対する人はいやだから、そこはクリアしないといけないじゃないですか。

テルさん:なおさら意味がわからなかったですよ(笑)。俺、今テスト受けてるの? みたいな。

テルさん

――ご家族と会ったことで、お二人のお付き合いがスタートですか?

テルさん:後日、亜耶から「ちょっと私から言いたいことがあるんだけど……。お付き合いしましょうか」と言われて、「お願いします」という感じで付き合いました。それが忘れもしない、2月22日です。

亜耶さん:3回目のデートのときに、「俺は、5年後も10年後も一緒にいるイメージしかないから」と言われたんです。会うたびに「愛してる」と言ってくるけど、私は「愛してるなんて、そんなに簡単に言わないで!」と怒っていました(笑)。でも、付き合うとなった頃には、お互いにこの先に結婚があるということを意識していたので、3月には顔合わせ的な集まりをしたんです。

プロポーズするレストランでケンカ

プロポーズ

――お付き合いと同時に結婚のお話が! プロポーズはどんな風に?

テルさん:僕からしました。付き合って3ヵ月後の亜耶の誕生日にプロポーズをしようと計画を立てていたんですが……。

亜耶さん:レストランでケンカをしたんです。

テルさん:ベタな演出かなと思ったんですけど、代官山のレストランを予約して、お店の方に「プロポーズをするので」とコースの途中で指輪を仕込んでもらうようにお願いしました。でも、いざ食事が始まったらすごい緊張して、もごもご喋っちゃったんです。

亜耶さん:私の誕生日なのに、すごい暗いし、声も小さくて、「何? 聞こえない」って(笑)。

テルさん:お互いイライラしはじめて、ケンカになったんです。内容は覚えてないんですけど、お店の人に「すみません。ちょっと無理そうなんで指輪を返してください」と伝えてお店を出ました。出る頃にはケンカはおさまっていたけど、ここでプロポーズは無理だなぁと。

亜耶さん:あのレストランのスタッフのみなさんは、まさか私たちが結婚しているとは思っていないはず(笑)。

テルさん:お店を出たら、5月で気候も良かったから散歩することにしました。代官山に教会があるので、その前で膝まづいて渡すのもありだなと。でもその教会に着きそうなタイミングで、亜耶が「そういえばさ……」と、友達の犬が死んだ話をしてきたんですよ。なんで今。犬が死んだ話なんてするんだ……と思いながら、ここも無理だなと諦めて中目黒まで歩きました。目黒川の橋の上で「ここだ!」と思って、「亜耶」って呼んだんです。でも、全然聞こえてなくて(笑)。「亜耶! 亜耶!」って呼んで、膝まづいて指輪を渡したんです。

亜耶さん:私は誕生日のデートだと思っていたので、その日にプロポーズされるとは思っていなくて。驚きましたがうれしかったです。テルは、プロポーズしながら泣いていました。

テルさん:そうそう。俺が泣いてた(笑)。それで、2人で写真を撮って両親に送ったんです。

――テルさん、亜耶さんのことが大好きなんですね。

テルさん:大好きです。でも、結婚して、子育てがはじまると、また大変なことがたくさんありました。

亜耶さんテルさん

お付き合いからプロポーズまでのお話も、お二人らしいエピソードが満載。とっても仲良しのお二人がご夫婦となり、親となっていく中で経験した「大変なこと」について、次回お話しいただきます。まさに、夫婦の数だけ夫婦の形があるというお話です。お楽しみに。

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