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家事をしない夫には「何を頼む」ではなく「いつ」頼むかが重要#男性から見た夫のトリセツ

家族・人間関係

2021.02.21

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連載:男性から見た夫のトリセツ

「パパが家事できる時間帯」とは?

オススメなのは、朝。

もちろんお互いの仕事の都合によっては、夕方の方がいいとか、休日しか無理とかもあると思いますが、特別な事情がないのなら朝をオススメしています。

その理由は、4つです。

  • 朝はとにかく忙しい
  • 朝に家事を片付けられると、夕方以降が楽になる
  • 朝は比較的、家族が揃いやすいためパラレル家事しやすい
  • 朝一のチームプレイは気持ちいい一日のスタートになる

ひとつずつみていきましょう。

朝はとにかく忙しい

子どもの世話、朝食づくり、身支度、ゴミ出しを基本に、洗濯や片付けなどやりたい家事は山程ある。
それなのに家を出る時間は決まっているから、バタバタとしています。少し朝寝坊なんてしようものなら、もうあらゆることを放り出して出勤なんて日もありますよね。

この時間こそ「猫の手も借りたい」時間。猫の手じゃなくて、家族で協力しあいましょう。

朝に家事を片付けられると、夕方以降が楽になる

朝に洗濯をしたり、夕飯の仕込みをしてから家を出る家庭も多いです。この時間にその日に必要な家事を少しでも進めておけると、帰宅後が圧倒的に楽になる。

洗い物も残したまま、部屋も散らかったままで慌ただしく家を出る、なんてことはできればしたくないものです。

朝は比較的家族揃う

人手が必要な時間帯であるというだけでなく、家族が揃いやすい時間帯であることもポイントです。
パラレル家事とは「〇〇していない方が、〇〇する」というルールで、家事をシェアする方法のこと。

朝一のチームプレイは気持ちいい一日のスタート

やるべきことをさっぱり終わらせて「いってきます!」と家をでる一日は、爽快だと思いませんか?
家事シェアすることで、そんな爽快なスタートが現実的になります。

その時間にやるべきことをリスト化しよう!

家事シェアリスト

家事リストは、全部の家事をただ洗い出してもあまり意味がありません。

それよりは「時間帯」を絞って、その間にやりたいことをリスト化していきます。そうすると、そのリストはただの「わが家の家事一覧表」ではなくて「家事のTODOリスト」へと変わります。朝起きてから、家を出るまでの2時間。
この間にやっておきたい家事はなんでしょうか?

それをリスト化したら、家族で手分けしながらそのリストを終わらせていくように分担を決めていきましょう。

不得意なことも、やっているうちに「慣れる」

家事は得意になる必要も、好きになる必要もとくにないんです。ただ「慣れる」必要はある。
たとえば朝家事だったら、料理もそんなにレパートリーが必要でもない。

「わが家はいつもトーストとハムエッグです」ってご家庭もあるし、「ほとんどシリアル」って人もいる。晩のおかずの残り物で済ますこともできます。

これは「不得意でできない」ではなくて「慣れていない」だけのこと。もちろん、好きで得意な人がやったほうが楽しいし効率的。

なので、時間帯を決めた後は、お互いが得意な家事を優先的にゲットしていくやり方でいいのです。大切なのは「不得意だからやらない」と、ならないことです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

三木智有

三木智有

NPO法人tadaima!代表 日本唯一の家事シェア研究家/子育て家庭のためのモヨウ替えコンサルタント。著書に『家族全員自分で動く チーム家事』がある。

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