4月に入って本格的にたけのこも出回ってきてきましたね。みずみずしく甘い春の新野菜もとても美味しい季節です。
これらのさっぱりした食材と、味わいと旨味がジュワッと出るじゃことの相性は抜群。重ね煮にして、ちょっとアクセントのあるアレンジ料理に仕上げるととても美味しく、眠たげな身心がパッと目覚めます。
野菜は冷蔵庫の中にある物で充分。分量も多少足りなくてもそれなりに美味しく仕上がります。
「キャベツの代わりにこれいけるんじゃないかな?」とインスピレーションを働かせて、組み合わせを楽しんでみてください。
春野菜とじゃこの重ね煮
まずはベースになる重ね煮を作っていきます。今回私が使った野菜はざっとこんな感じ。
【材料】
- じゃこ‥‥‥‥‥‥ 大さじ4〜5
- 油揚げ‥‥‥‥‥‥ 1枚 薄切り
- 新ごぼう‥‥‥‥‥ 100g 斜め薄切り
- れんこん‥‥‥‥ 100g いちょう切り
- にんじん‥‥‥‥ 80g 短冊切り
- たけのこ(ゆで)‥ 200g 薄切り
- 新キャベツ‥‥‥‥ 200g ざく切り
- エリンギ‥‥‥‥‥ 100g 手で割く
- 塩‥‥‥‥‥‥‥ ひとつまみ
- 差水‥‥‥‥‥‥ 100ml
【作り方】
- 鍋底に塩を3本指でひとつまみ振り、エリンギ→キャベツ→たけのこ→にんじん→れんこん→ごぼう→油揚げ→じゃこの順に重ねてから、上にもひとつまみ塩を振る。
- 差水をしてから蓋を閉め、極弱火にかける。15〜20分くらいで野菜から水が出て来て対流が起こります。
- 良い香りが立ってきたらにんじんを食べてみて、ある程度柔らかくなっていたらそっとかき混ぜて出来上がり。
- タッパーなどに移して冷まし、冷蔵庫で保存します。
※3~5日くらい保存可能です。
※使い切れない時は小分け冷凍し、そのまま味噌汁などに使えます(冷凍の場合1ヵ月程度保存可能)
※基本の重ね煮が作り方のベースになります。
美味しくするワンポイント
足りない食材は無理に買わなくても大丈夫です。何種類か減らしてもいいし、キャベツを小松菜に変えたり、エリンギをしいたけに変えたり、冷蔵庫の中の物を使って工夫してみてください。
重ね煮アレンジ1:じゃこと野菜のまぜご飯
【材料2人分】
- 春野菜とじゃこの重ね煮……200g
- ごはん‥‥‥‥‥200g
- しょうが‥‥‥‥ひとかけ
(調味料) - しょうゆ‥‥‥‥大さじ1
- みりん‥‥‥‥‥大さじ1
- 酒‥‥‥‥‥‥‥大さじ1
- 水‥‥‥‥‥‥‥100ml
【作り方】
- 鍋に調味料、千切りのしょうがを入れ、沸いたら重ね煮を入れ蓋をして弱火で軽く煮込みます。
- 蓋を取って、中火で汁を少し煮飛ばして馴染んできたら出来上がり。
- ごはんに2を100g程入れ(汁はお好みの量で)、よく混ぜていただきます。
重ね煮アレンジ2: じゃことちぎり豆腐の汁
【材料2人分】
- 春野菜とじゃこの重ね煮‥‥‥150g
- 木綿豆腐‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1/2丁
- ねぎ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥適量
- 水‥‥‥‥‥‥‥400ml
- みそ‥‥‥‥‥‥大さじ2
- ごま油‥‥‥‥‥小さじ1/4
【作り方】
- 鍋で水を沸かし、手で食べやすい大きさにちぎった木綿豆腐と重ね煮、切ったねぎを入れ一煮立ちさせます。
- 火を止めみそを溶かし、ごま油を回し入れ出来上がり。
- お好みでキムチをのせていただきます。
重ね煮アレンジ3:野菜たっぷり梅サラダ
【材料2人分】
- 春野菜の重ね煮‥‥‥100g
- 水菜など‥‥‥‥‥‥適量
(梅ドレッシング)
- 梅大粒……………2個 たたき
- 酢‥‥‥‥‥‥‥大さじ2
- サラダ油‥‥‥‥大さじ2
- レモン汁‥‥‥‥小さじ1
【作り方】
- 梅ドレッシングの材料をボウルなどに入れ、泡立て器等でよく混ぜておきます。
- 水菜、ルッコラ、わさび菜などの辛味のある野菜を食べやすくちぎり、重ね煮と合わせます。
- 1を大さじ1ほどお好みの量で2へ入れ、よく混ぜ合わせて出来上がり。
パスタや中華炒めにしても絶品
他のアレンジとしては、にんにくオイルを効かせたアヒージョやペペロンチーノパスタ、豆板醤等の辛さを活かした中華炒め、卵とじのスープなども合いますね。少しコクやピリッとしたアクセントを加えることで春野菜の甘さが引き立ちます。
冷蔵庫のお掃除も兼ねて、春野菜をたっぷり入れた重ね煮を是非お試しください。