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ともに自立、ほどよい距離…"一緒に住まない、けど仲良し"を続けるために|松場登美さんインタビュー後編

家族・人間関係

 ともに自立、ほどよい距離…"一緒に住まない、けど仲良し"を続けるために|松場登美さんインタビュー後編

2020.11.22

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特集:夫婦は続くよ、どこまでも

夫婦は「他人」期待値を上げないのが円満の秘訣!?

孫たちのために夕飯づくりに奮闘する大吉さん。同居時代には「思いもよらない」今の姿に家族一同びっくり!だとか。

―――では、登美さんがご自身の旦那さんである大吉さんに望むことはありますか?

登美さん:夫はね、家族の中で唯一の他人ですからねぇ(笑)。あまり多くを望んでいないかもしれません。でも、期待値が上がって「どうしてこうしてくれないの。」となるよりも、「なるほど、そういう考え方なのね。」と受け止める方がいいんじゃないかと思うんです。
大吉さんはとても切り替えが上手で、ふたりで意見が違って議論になりそうな時でも、うまく受け流して、一旦ふたをしてくれます。とことん議論をして落としどころを見つけるよりも、そうやって切り替えてくれる方が私は楽ですね。私たちふたりは同じ山を目指して登っているんだけど、たどる道が違うんです。

―――本のタイトルは「なかよし別居」ですが、別居すること自体が大切なのではなくて、お互いが自立をして存在を認められる関係でいれば、いわゆる世間のルールどおりに「夫婦は同居すべき」とは限らない…のですね。

登美さん:私の場合は仕事以外の時間を自分のために使うことができる!というのが喜ばしいことでしたし、私から見ると大吉さんはそれまで家事は何一つしなかったのに、孫たちのために料理の腕を振るっていたり、そのために買い物にも行くようになったり…とさまざまな変化があって、生活力が付いたなぁと感じています。

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