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卵+缶詰の時短レシピ!忙しい朝も時間のない夜も、缶詰があればご飯作りがラクになる【缶詰博士の!缶たんクッキング】

料理・グルメ

2021.06.13

缶にちは!「ぐりとぐら」のカステラにいまでも憧れる缶詰博士・黒川勇人です。今回は卵料理にすると美味しい缶詰を4缶紹介しますぞ! 缶詰に卵を合わせる料理は昔からあって、例えばやきとり缶を卵とじにして「親子丼」とか、さんま蒲焼き缶をささがきゴボウと一緒に卵とじにして「柳川鍋風」とか、白ごはんに合うメニューが多かった。そこで今日は目先を変えて、ごはん物以外のメニューも取り入れてみましたぞ。

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連載:缶詰博士の缶詰名缶(鑑)

わしたポークで「ポークおむすび」

缶詰

缶詰わしたポーク 200g 507円(税込)

沖縄物産の店・わしたショップが販売する「わしたポーク」は、純国産のポーク・ランチョンミート缶。豚肉も鶏肉も沖縄県産であります。
今、さりげなく鶏肉と書いたけど気付きました? ポーク(豚肉)ランチョンミートなのに鶏肉入りという不思議。でも、おかげで「スパム」や「チューリップ」と違って風味がマイルド。ポーク臭が苦手な人でも食べやすいのだ。
そんなわしたポークをスライスし、油をひいたフライパンで香ばしく焼き上げる。同じフライパンで作った卵焼きと一緒におむすびにすれば「ポークおむすび」の缶成!  

【美味しくするポイント】
わしたポークを炒める時に砂糖&しょう油で味付けすると照り焼き味に。味付けせず最後にケチャップをまぶせばお子様ランチ味に。どちらもオススメ!

貝柱ほぐしみで「貝焼きみそ風卵とじ」

缶詰

缶詰貝柱ほぐしみ 65g 24缶5800円(税込 1缶当たり242円)

青森県沿岸部の郷土料理に「貝焼きみそ」がある。ホタテ貝柱を卵とじにするもので、味付けは甘めのみそ味。材料をすべてホタテ貝の殻に乗せ、下から直火で炙る豪快な料理なのだ。ちなみに貝焼きは「かやき」と読む。
ホタテは高級食材だけど、イタヤ貝なら比較的安価。その貝柱を使ったのが極洋「貝柱ほぐしみ」であります。うまみたっぷりの缶汁ごと小さなフライパンに入れ、みそをちょっとだけ溶かし込んで卵でとじれば「貝焼きみそ風卵とじ」の缶成!

【美味しくするポイント】
みそは風味付けなので少量でOK。多く入れるとしょっぱくなりますぞー。

いわしのトマトパッツァで「スペイン風イワシオムレツ」

缶詰

缶詰いわしのトマトパッツァ 90g 10缶1500円(税込 1缶当たり150円)

イワシをトマトソースで煮込んだ缶詰は今や定番。マルハニチロ、極洋、明治屋などが手掛けていて、どれも脂がのったイワシをトマトのうまみですっきり仕上げている。中でも極洋「いわしのトマトパッツァ」は、ガーリックが利いて味付けがしっかりしているので、ジャガイモと一緒にスペイン風オムレツにすると激ウマであります。

作り方
1. 小さなフライパン(フタが出来るもの)に油適量をひき、ダイスカットしたジャガイモを炒める。塩少々を振って下味を付ける。ボウルに卵4つを割り入れ、混ぜておく。
2. ジャガイモが透き通ったら1のボウルに入れ、手早く卵と混ぜる。フライパンにあらたに油適量をひいて中火にかけ、ジャガイモを混ぜた卵を入れて全体をかき混ぜる。周囲がかたまり始めたら弱火にしてフタをする。
3. 2の表面が固まってきたらフタをはずす。上から平らな皿を被せて片手でしっかりおさえ、もう片手でフライパンの柄をつかんで、上下を一気にひっくり返す。皿に乗ったオムレツをずらすようにしてフライパンに戻し、再びフタをして弱火で焼く。
4. 両面が香ばしく焼ければ缶成!

【美味しくするポイント】
溶けるチーズを混ぜて焼くとコクが出て美味。

ベイクドビーンズで「イギリス風朝食」

缶詰

缶詰ベイクドビーンズ 415g 参考価格200〜500円(税込)

輸入食品店で見かけるベイクドビーンズの缶詰は、昔から食べ方が分からなかった。しかしイギリス在住の友人によると、イギリス人の朝食の定番だという。カリカリに焼いたトーストにバターをたっぷり塗り、目玉焼きを乗せ、ベイクドビーンズをかけて食べるんだそうだ。
やってみるとなかなか美味。甘いケチャップ味のベイクドビーンズは優しい味で、寝起きの状態にちょうどいい。目玉焼きの黄身をくずし、混ぜながら食べると、トーストのカリカリした食感との対比もいいのだ。
ベイクドビーンズは塩気がほとんどないので、塩とかケチャップを掛けたくなってしまう。それもいいんだけど、元々のぼーっとした味を楽しむのもオツなもんです。


今回は卵料理にすると美味しい缶詰を4缶紹介しました。缶詰は味付けがしっかりしているものが多いので、卵と合わせるだけでほぼ味付けが缶成するのがいいところ。時短メニューとして最適ですぞ!

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著者

黒川勇人

黒川勇人

日本缶詰協会公認の缶詰博士として、様々なメディア出演や執筆活動で活躍。日々世界の缶詰を食している世界一の缶詰通。 著書に「缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36」(講談社+α新書)、「旬缶クッキング」(共著・春風亭昇太 ビーナイス)など。

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缶詰博士の缶詰名缶(鑑)

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