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おいしい大根の見分け方と保存方法!鮮度の見極めは大根の表面#野菜ソムリエいけごまの知恵袋

料理・グルメ

2021.12.01 更新

寒くなると旬を迎える大根。年間を通して購入できる野菜ですが、旬は11月~1月。生食から煮込み料理まで幅広く使える大根は家庭になくてはならない定番野菜。今回は、大根の新鮮なものの見分け方から、長持ちする保存方法、部位ごとにおすすめの調理方法まで、野菜ソムリエいけごまがお伝えします!

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連載:知るだけで「美味しい」が変わる!野菜ソムリエの知恵袋

鮮度のよい大根の見分け方

新鮮

大根選びで、まず注目してもらいたいのが大根の表面!
ハリとツヤがあるかはもちろんのこと、毛穴の深さや数にも注目してみてください。

また大根は、丸ごと1本、カット、葉付きのものなど、さまざまな形で販売されており、自分の必要なサイズを選んで買えるのも特徴。
それぞれのパターンで、鮮度の見極めポイントがあります。

丸ごと大根・大根全般のチェックポイント

  • 表面にツヤとハリがあって、瑞々しいもの
  • 毛穴が浅く少ないもの
  • きれいな円筒形でずっしり重いもの
  • 青首大根の場合は、青と白それぞれの色味が濃いもの
  • 傷やひび割れがなく、見た目がきれいなもの

NGな大根(傷がある)NG

NGな大根(表面にハリ・ツヤがない)ハリツヤ

皮の表面に瑞々しさがなく、少ししなびているのが分かるでしょうか?
こういう大根は、鮮度が落ちているといえます。

カット大根のチェックポイント

  • カット大根の場合は断面に注目
  • スが入ってない、白く瑞々しいもの

葉付き大根のチェックポイント

  • 葉が瑞々しく、しなびていないもの
  • 黄色に変色していないもの

簡単!おいしさを長持ちさせる保存方法

夏場は冷蔵庫の野菜室で、冬場は室内やベランダなどで保存可能な大根。
保存のコツは、葉と根を分けること、乾燥させないことです。大根の葉は、根の栄養分を吸収してしまうので、購入後すぐに切り離し、別々に保存するようにしましょう。
葉はすぐに茹で、冷蔵または冷凍で保存します。大根

根の部分(私たちが食べる可食部です)は、ラップ・ポリ袋・新聞紙などで包んで保存します。
室外で保存する場合は、日光や風に当たらないように注意が必要です。また、カットした大根は断面をラップに包んで、野菜室で保存しましょう。大根

保存のポイントまとめ

  • 葉付きのものは、購入後する切り離す
  • 乾燥を防ぐため、ラップ・ポリ袋・新聞紙などで包む
  • カット大根はラップで包み、葉は茹でて冷蔵または冷凍保存

部位別!おすすめ料理とは?葉&皮も捨てないで!

大根は、部位によって甘みや辛味が違うため、料理によって使い分けをするのがおすすめ。
部位ごとの特徴を知っておくと、カット大根を買う時も便利です。

覚え方はとても簡単。「煮中、漬け尻、生頭」と覚えてください。根の先の「尻」の部分は、辛いので漬物に。
葉に近い「頭」の部分は、甘いのでサラダや大根おろしなど生で食べたいときに。
柔らかく、うまみがある「中」の部分は、用途が広く、おでんなど量を使う煮物の他、オールマイティーにさまざまな料理に使えます。大根

また、大根は「皮」にもビタミン類が豊富に含まれているので、捨てるのはもったいない!
細く切って切り干し大根に、ごま油・醤油・砂糖で炒めて金平に、手軽にお味噌汁の具にしてもおいしいですよ。
皮

また、大根の葉は食物繊維や脂溶性ビタミンのβ-カロテンやビタミンKが豊富。
お味噌汁の具にしたり、じゃこと炒めて混ぜご飯にしたり、余すことなく食べてください!

葉

旬の大根を賢くおいしく楽しもう

頭の先から根の先、葉や皮まで全部食べることができる大根。
カリウムやビタミン、カロテンなど栄養素も豊富に含まれる非常に優秀な野菜です。

新鮮な大根を選んで、さまざまな料理を楽しみながら、冬をあったかく過ごしてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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著者

いけごま

いけごま

自宅で作れる手軽な料理や、お酒に合う簡単なおつまみが得意な酒飲み。 旬の野菜や果物の良品の見分け方や上手な保存方法、おいしく食べるコツなどを発信。少しの工夫で生活がぐっと楽しくなる、そんな記事をお届けします。

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