おいしいタマネギの選び方と保存法では、夏場は野菜室で保存するのがおすすめだとお伝えしました。
今回は、タマネギの栄養と調理のコツについてご紹介します。
栄養
タマネギの栄養といえば、血液サラサラ効果が期待できる「硫化アリル」が有名ではないでしょうか。
硫化アリルは殺菌効果や血液凝固を遅らせ血液中の脂質を減らす働きがあります。
ビタミンB1の吸収を高める効果があるので豚肉と一緒に調理すると栄養吸収効率がとてもよいです。
また皮に多く含まれる「ケルセチン」は、抗酸化作用やメタボリックシンドローム改善効果が期待できるという研究もあります。
主な栄養素
- 硫化アリル
- ケルセチン
- ビタミンB1
調理のコツ!切る前に目が痛くなくなるコツは…冷やすこと!
タマネギを切る時に目が痛くて涙が出ることはありませんか?
それはタマネギの重要な栄養素であり、匂い物質の「硫化アリル」が原因。
タマネギを冷蔵庫で冷やしておくことで硫化アリルの蒸発量が減り、目に沁みにくくなります。
切る直前まで冷蔵庫で冷やしておきましょう!
ハンドチョッパーやブレンダーなど便利調理器具を使う!時短&目が痛くない
みじん切りをする時は、便利な調理器具を使うのもおすすめ!
6等分にしたタマネギをハンドチョッパーに入れ、何度かハンドルを引っ張るだけで簡単にみじんぎりを作ることができます。蓋を開けるときに目に沁みないように注意が必要ですが、手で切るより断然ラクです。
他の野菜も簡単に角切りにできるので、チョップドサラダなどを作るときにとても便利です。
水にさらすのは短時間で!栄養を逃さないで!
タマネギを生で食べるときは、辛みや臭みが抑えるために水にさらしますが、やりすぎは注意!
さらしすぎると、旨みも栄養も抜けてしまうんです。
薄切りなら、水の中で軽くほぐす程度がおすすめ!
新玉ねぎはさらさなくてもOKなくらいです。