大豆と野菜のよいところを兼ね備え、動物性たんぱく質に似た良質なたんぱく質を100g中11.7g含む枝豆。
ビタミンB1を100g中0.31mg含み、新陳代謝を助け夏バテを予防に効果が期待できます。
漢方では、消化不良、疲労感、二日酔いに効くとされており、暑さで体調を崩しやすい夏の体にとても合っている野菜です。
枝豆の栄養素
枝豆のたんぱく質に含まれるメチオニンは、ビタミンB1・Cとともにアルコールの分解を促進し、肝機能を高める働きがあります。味と栄養の両面から、枝豆は「お酒のおつまみ」として最適なんでです!
葉酸は体の発達や造血に欠かせないビタミン類で、特に胎児の正常な発育に重要な役割を担っています。
カリウムは浮腫みの解消、ビタミンCは皮膚の健康に効果があるので日差しの強い夏の体に嬉しい野菜です。
主な栄養素
- たんぱく質
- 葉酸
- ビタミンB1
- ビタミンC
- ビタミンK
- カリウム
枝豆の調理のコツ
時間の経過とともに甘みと風味が落ちるため、購入したその日のうちに茹でるのが基本です。
枝豆を茹でる時間は3分~4分。
茹ですぎるとうまみ成分のアミノ酸が流出し、ふやけて食感も損なわれてしまうので注意してくださいね。
枝豆のおいしい茹で方
- 枝豆を袋から取り出して水洗いをして塩でもむ。
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を入れる。水に対して塩は3%の分量がおすすめ。
- 塩で揉んで枝豆をそのまま鍋に入れる。茹で時間は3~4分。
- ザルにあけて、うちわや扇風機を使って冷ます。水で冷やすと風味が落ちるので要注意!
茹でた枝豆は冷やしすぎ注意!
茹でた枝豆を冷やしすぎると、甘みや香りが弱くなり味が落ちてしまいます。
購入後はなるべく早く茹でて食べるか、冷凍してしまいましょう!
サラダやご飯に混ぜて。牛乳を加えてポタージュに。楽しみ方はいろいろ
冷凍した枝豆は冷水にさらせばすぐ解凍されるのでとても便利!
サラダやスープの具材にしたり、塩昆布と一緒に混ぜご飯にしたりして楽しんでください。
あっという間にご飯が消える!米泥棒な「枝豆ごはん」
あっという間にお米が消える、米泥棒な枝豆ご飯。
作り方はとても簡単。炊飯する時に枝豆と塩を入れ、炊き上がったご飯に塩昆布を混ぜるだけ!
もちろん冷凍ご飯など、ストックしてあるお米に枝豆と塩昆布を混ぜるだけでもOKですよ。
枝豆を食べて夏を元気に乗り切ろう!
たんぱく質やビタミン類が豊富で夏の体に嬉しい栄養がたっぷりな枝豆!
ヘルシーな夏のおつまみに、いつものご飯の彩りに、あるととても便利な野菜です。
ぜひ旬の枝豆を食べて、暑い夏を元気に乗り切ってくださいね!
参考書籍
- 野菜と果物の品目ガイド(野菜ソムリエEDITION)
- 食品解説つき 新ビジュアル食品成分表[新訂第二版]
- 野菜ソムリエ養成講座共通テキスト
- 世界一やさしい!野菜薬膳食材事典 [作家/出演者 橋口亮 橋口玲子]
- 薬膳と漢方の食材小事典 [作家/出演者 東邦大学医学部東洋医学研究室]