魚料理は主婦からしたら、“面倒くさい”の連続
業務スーパーを御用達にする主婦は、現代ではとても多いでしょう。しかし、「魚が大好きな家族」となると業務スーパーと他のスーパーを、“はしごしなければ”というのがネックになります。
筆者自身も自分で釣り上げた魚以外は、時間がある際にわざわざ遠くのスーパーに出向くくらい魚が好きです。ただし、水っぽくて生臭いのはいや。魚屋を営んでいた祖父譲りで、鮮度にとてもこだわります。よっぽど魚にこだわりがある主婦以外は「捌くのが面倒」「出るゴミの匂いが嫌」と、「魚は好きでも、毎週のスタンダード献立となるときつい」と、やはり「魚料理っておいしいけど、面倒なんだよね」と思うのが普通でしょう。
そんな主婦たちの願いを汲み取りつつ、人一倍魚にうるさい筆者が認めた「おいしい魚料理が超簡単に食べられるスーパー」が、ズバリ! 業務スーパーなのです。鮮魚こそ取り扱いがないのが残念ですが、時短で安くておいしい魚料理を献立に組み込むことができるんですよ。
タルタルソースを添えて豪華なアジフライ
<材料>
・冷凍アジフライ…家族ぶんでお好みでOK
・サラダ油…大きめの鍋で半分以上
・千切りキャベツ…お好きな量を
〜タルタルソース〜
・卵…3個
・マヨネーズ…大さじ5
・塩胡椒…適量
・酢…小さじ1
・おろしにんにく…1片分
・玉ねぎ…1/2個
1.冷凍アジフライを人数分、冷蔵庫で自然解凍します。解凍しているあいだに、玉ねぎをみじん切りにし、ボウルに水をはり20分ほど浸します。深めの鍋に水をはり、茹で卵を作りましょう。タルタルソースに使用するので、沸騰してから10分ほど卵を茹でて完全に黄身を固めます。
<POINT>
「茹で卵の殻がうまく剥がれない」と悩んだことがある方は、卵を茹で終えたあとに煮沸したお湯を捨て、流水で洗い粗熱をとりボウルにあげます。このときに茹でている時に作った、氷水に15〜30分ほどほど浸しておきます。そうすると、殻が面白いほどよく剥けますよ!
2.キャベツは洗って、千切りにします。千切りキャベツといえば、シャキシャキ感が命。しなびているようであれば、ボウルに氷水を作りキャベツをさらしておきます。こうすることで、キャベツのシャキシャキ感が戻ります。シャキッとしたら、ザルにあげてよく水を切っておきましょう。
3.ボウルに浸した玉ねぎのみじん切りはザルにあげてから、さらに手で押してしっかり水けを切ります。先ほど茹でた卵をボウルで潰します。筆者は粗めのタルタルソースが好きなので、木べらやスプーンでざっくりと潰しています。潰した卵のボウルに、きちんと水切りした玉ねぎとタルタルソースの材料を全ていれて、よく混ぜあわせます。ピリリっと刺激的なブラックペッパーをいれる場合は、白胡椒を控えてOKです。
<POINT>
市販のタルタルソースの多くはピクルスが入っていますが、家庭でピクルスのロスを出さずに使い回すことは難易度が高いです。酢と玉ねぎの食感で“ピクルスもどき”に仕上げるとピクルスを買う必要がありません。
タルタルソースは酢ではなく、レモンの絞り汁をいれてもおいしいです。余ったレモンは飾り付け用にしても、食欲をそそる盛り付けになりますね。レモンが常備されていないご家庭では、酢でも十分おいしいと思います。
4.アジフライは半ば凍っていても、そのまま油で揚げてOKです。深めの鍋にサラダ油をいれましょう。鍋はなるべく大きくて深いものを利用します。大きめの鍋でたっぷりのサラダ油を使うことによって、油の温度が変動しにくくなるからです。「揚げもの料理が苦手」という人ほど、サラダ油はたっぷりと惜しみなく使うようにしましょう!
5.アジフライから落ちたパン粉をいれて、すぐさまシュワっと気泡が出るような温度になったらアジフライをいれます。2枚くらいが鍋が混み合わず、返しやすいのでおすすめです。一度にたくさんを揚げてしまうと、油の温度が下がります。これが「カラッと揚げられない」という原因です。きつね色になったら、キッチンペーパーにアジフライを出して油切りしておきましょう。
6.しっかりと水けを切ったキャベツと、アジフライを盛り付けてタルタルソースを添えれば豪華さアップです。レモン汁と塩で食べてもおいしいですよ。
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