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メリットしかない。モノを手放し、片づけることの「心理的な効果」

カルチャー

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2024.06.02

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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連載:潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

不要な物を手放しても増え続けていくモノたち

今の家に住んで約10年。娘が成長し、手狭だなぁと感じることが増えた。娘が小学生のうちはこの家で過ごしたいと思っているので、あと数年はうまくスペースを使って暮らしたい。

目下の課題は、とにかくモノが多いこと。

モノが多いクローゼット出典:stock.adobe.com

不要な物を手放している”つもり”ではいるけど、どんどんモノが増えていく我が家。

数年前からこれまでの経験を活かし、何かを買う時には、「これはきっと、買った瞬間に満足してしまうものだ(タンスの肥しになる!)」と考え、衝動買いを抑えるよう意識している。

それでも、なぜかどんどん増え続けていくモノたち。

あきらかに不要なものが家の中のあらゆる場所を占領しているということはわかっているけど、何から手を付けていいのかわからない。

SNSには、無駄なくすっきりと暮らしている人たちのお部屋の写真がたくさん出てくる。

「みんな、片付けが上手だなぁ」

関心するだけで、同じことをする能力が私にはない……。

お片付けのプロが教えてくれたヒント

パーソナルお片付けプランナーとして活躍する友人がいる。彼女の整理収納術は素晴らしく、クチコミでどんどん人気者となり、気づけば半年先まで予約が取れないのだとか。

片づけのプロ出典:stock.adobe.com

そんな彼女と、先日久しぶりにランチをした。

お片付けというのは、どういうスイッチが入ればできるものなのか? ということを質問した私に、彼女はこんな話をしてくれた。

「今、kahoの心の中でいろいろな葛藤があるんじゃないかな。どうにかしなくちゃいけないんだけど、何から手を付けていいかわからない。そんな状態じゃない?」

これは、家の中の話ではなく、私自身の話。

仕事に関して、今年はこれまでよりさらに5歩ほど進みたいという気持ちがあって、でも、そのためにまず何をする? 今抱えているもので手放すべきものもあるだろう……。そんな気持ちで年明けからひたすら悶々としている。

「そう! まさに今そんな感じ」

「お客さんの家に行ってお片付けをしていると、不思議と家の中の状態とお客さまの心の中がリンクしているなと感じることがあるの。お部屋が片付くと表情が変わる方もいるし、中には性格まで変わる方がいるの。私は、お片付けのアドバイスをさせてもらっているけど、その結果お客さま自身にも変化があってキラキラしていくのを見るのがすごく好きなんだよね」

なるほど。半年先までお片付けの予約が取れない理由が分かった瞬間だった。

お家の声を聞いてみたら……

お片付けのプロから、なるほど! と思う話を聞いたけど、彼女の予約は秋まで埋まっているので、とりあえずは自力で今の状況を何とかしなくてはいけない。

そんなことを考えていたら、これまた友人の1人が、「家の声を聞く」というテーマのヒプノセラピーグループセッションを開催するという情報をInstagramで発見。

こういう不思議なことに興味津々、なんでも挑戦してみるタイプの私は、迷わず申し込んだ。

オンラインで受けるグループセッション。一人になれる場所でイヤホンから聞こえる誘導に従って潜在意識の中を見ていく。

あまりヒプノセラピーを受けることが得意ではない私が、この日はしっかり必要な情報をゲット。

その結果、セッションを受けた翌日、ゴミ袋4袋分のモノを手放すことに成功した。

ゴミ袋出典:stock.adobe.com

これまで特に気にならなかった場所から、どんどん不要なモノが出てきた。

「こんなにモノが溢れていたら、入ってくるものも入ってこないよな。流れが止まって当然だわ」

そう感じながら、捨てるモノたちには感謝の気持ちを伝えてお別れを。

これはあくまでも私の間隔だけど、スペースができるたびに家の中の空気が軽くなる。そして、私自身もまた、日々のタスクに追われて余裕がなかった心の中にスペースができていくのを感じた。

キレイな部屋出典:stock.adobe.com

「家の中の状態とお客さまの心の中がリンクしている」

友人が言った言葉を思い出した。日々、生活をしている場所が、心身に影響しないわけがない。考えてみたら当然のことだ。

そのことに気づき、家の中にスペースを作ったことで、自分の中にもスペースができて、これまでの悶々がなくなった。

モノを手放す作業とお片付けはまだまだ続く。片付いていくたびに、やたらと気合いがはいる。

「進むぞ~!」

ずっと足踏みしていただけの私が、お部屋の掃除をきっかけに大きな1歩を踏み出した。

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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