確定申告がつらい
3月がきらいだ。毎年、この時期を本当に憂鬱な気持ちで過ごしている。
いや、3月がきらいなわけではない。「確定申告」を終えるまでのこの時期が本当にいやだ。
もう15年近くフリーランスをしていて、毎年この時期に同じことを言っている。
「今年からは毎月ちゃんとまとめる」と言い続けて14年。
昨年は、最終日の22時過ぎに提出完了となり、「来年からはちゃんとやる―!」と泣いたのに、結局今年も締め切り間近の今日もまだ提出できていない。
年末に、ひとまとめにしたままの領収書を仕分けた。ここで一旦、「やったぞ感!」を得てしまったことで気が緩み、こうしてまたギリギリの時期に、「終わらなーい」をやっているというわけ。
こんな私を見て、「税理士さんに頼めばいいじゃん」と、友は言うけど、「この人になら!」という税理士さんとはどこで出会えるのだろうか。
そもそも、税理士という職業の方と出会うような機会がない。
今年中に、安心して我が家のお財布事情を共有し、信頼してお願いできるような税理士さんと出会えるといいな。と、ここに書いておくと、願いが叶ったりするかしら。
ネガティブを受けいれる
以前、このコラムに「きらい」という言葉を使うことが苦手だということを書いたことがある。
その気持ちは今も変わらないけど、「きらい」だと思った気持ちを無理にポジティブに変換することをする必要はないんだということを最近、実践している。
何事もバランス。良いことばかりでは生きていけないし、負の感情が沸くのは当然。それをなかったことにしたり、そこから目を背けている方が、結果的に自分を苦しめることになるのだということを46歳にして学んだ。人生は短いようで長いので、40代後半になっても、新しい学びにより日々成長できる。
ポジティブに生きたいと思っているし、やっぱりそのほうが気持ちが良いし、運も開けそう。
でも、それはネガティブを受け入れた上で、ポジティブに生きるという工程が必要なのだ。
これまでの私は、都合の悪いものは見えないふりをしたり、奥へ奥へと押し込んできた。それでなんとかなったことあったけど、それって結局ひずみが出る。そう。今私はそのひずみを丁寧に修復している最中。
誤魔化してちゃダメよ。というメッセージが、あらゆる角度から私に向かって届いた。きっと、今までもそのメッセージは来ていたのだろうけど、そのメッセージを受けとり、正しく咀嚼できるのが、きっと私にとっては今なのだろう。
いやなことはいや!
というわけで、最近の私は、「いやなことはいや!」と言えるようになった。目下、練習中だけども。
ウソみたいな話だけど、「いやなことはいやと言っていい」というのは、私にとってけっこう衝撃的な気づきだった。
誰かにきらわれないために自分の気持ちから目を背けて生きてるうちに、自分からきらわれてたように気がする。自分からきらわれると、体にもメンタルにも不調が出る。誰よりも大事にしなくちゃいけないのは自分だということの意味を、今ようやく理解している。
自分を大切にする。自分らしく生きる。自分のために……。
頭ではわかっていたけど、それを実は自分が一番実践できていなかったんだなぁと思いながら、本当の意味で自分のことを大切にすることと向き合っている。
自分がしんどいことはしない! と考えたら、「確定申告、やりたくなーい!」になるんだけど、さすがにそれから逃げることはできないので、申告が終わったら、自分をたくさんたくさん褒めてあげようと思う。
きっと、この週末、「終わらない……。明日までなのに」と思いながら確定申告と向き合っているいる人がいるだろう。
私も同じです! 共に頑張りましょう! そして、終わったら自分をたくさん褒めましょう!