連載記事

47歳の私が「私の人生はまだこれからだ!」と思えるワケ

カルチャー

stock.adobe.com

2025.12.28

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

広告

連載:潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

本来の自分を取り戻した1年

考える女性出典:stock.adobe.com

2024年の最後に更新したコラムを読み返してみたら、昨年の今頃、私は体調不良に悩まされていた。

耳鼻科、内科、婦人科にかかり、いろいろな検査をした結果、3人のドクターから、「疲労です。身体を休めて」と言われた1年前。

この疲労は、今年の前半まで引きずった。

47年生きてきても、日々学びなんだなぁと思うようなことが起きた1年だった。

たくさんの学び、気づきを経て、交友関係や価値観、仕事の内容など、様々なことに大きな変化があった1年だった。

あまりにも内容が濃すぎるのに、振り返ると、「私は今年、何をしたんだろう」という気持ちにもなる。

ただ、「本来の自分を取り戻した1年」であったことは間違いない。自分でも知らなかった、「本来の自分」。

来年はその自分らしさを全開にして、人生をリスタートさせるような1年になりそうな予感がしている。

人は、何歳になっても、”これまでの自分”とは違った生き方を選択することができるし、「そうでなくてはならない」と思い込んできたことから解放されることもある。

若い頃、47歳と聞けば、「老後」に近いイメージを持っていたけれど、実際にその年齢になってみると、「私の人生、これからだ!」という気持ちが沸きあがってくる。

なんだったら、私の人生はまだ始まってもいないんじゃないか? とさえ思う。

豊かさは、こんなところにあった

家族で食事出典:stock.adobe.com

そして、昨年はイブの夜にコラムを書いていて、娘へのプレゼントを用意したことが書いてあった。

6年生になった娘は、今年もサンタさんへの手紙を書き、クッキーとミルクを置いて眠りについた。

きっと、娘はサンタの正体を知っている。「それでも、サンタという存在を信じたい」。そんな気持ちが伝わってくる。

だから、私と夫は今年もサンタをやる。親になって11年。「まだ、サンタをやらせてもらえることに感謝だね」と言いながら、深夜にコソコソとプレゼントの準備をした。

こういうことも、人生を重ねてきたからこそ得られる素晴らしい体験のひとつだと、私は思う。

20代の自分に、「子どものために、サンタとしてプレゼントを用意して、夜中に牛乳とクッキー、どちらを担当するかで夫とジャンケンをするんだよ」と話したら、「なんのこと?」って顔されると思う。

でも私は、47歳のクリスマスの夜に、娘のために夫と2人でサンタ業務を遂行することで、心が満たされる人生を送っている。

今年は、小さなことにより感謝の気持ちを強く持つようになった1年だった。

家族3人で食事をして、3人でゲラゲラ笑う。こんなに豊かな時間が、私の人生にはある。

誰に向かって言っているのかわからないけれど、豊かさを感じた瞬間、心の中で、「感謝します」という言葉を浮かべるようになった。

広告

自分の人生は、自分で創っている

笑顔の女性出典:stock.adobe.com

今年、10年以上ぶりに恩人との再会を果たした。何年も会いたいですねと言いながら、ようやく会えた。

10年以上ぶりに会って、2人でいろんな話をした。忙しい人なので、1対1で3時間近く話せるなんてすごいことだった。

その間に話したことは、どれも今後の私の支えになるものばかりだったけど、その中で1つ、2025年最後のコラムに書き残したいなと思った言葉がある。

「知ってる? 人間の悩みのテーマは3つなんだ。「健康」「人間関係」「お金」。その中で、最もささいな悩みは、「お金」なんだよ。今日、話を聞いていて、「健康」「人間関係」の悩みはなさそうじゃない。「お金」については、悩みだと思っているかもしれないけど、聞いてる限りそんなに大きな問題ではない。ということは、今、ものすごく豊かに生きているということだよ。20代の頃を思い出してごらん。3つのテーマ全部を抱えて、いつも辛そうだったよね。でも、そこから、自分の人生を良くすると意識して生きてきたんでしょ? 今の自分を見てごらん。よくがんばってきたよ。誇らしいよ」

人生を投げ出すような生き方をしていた20代の頃の私を知っている人だからこそ、あの頃と今の私の違いがわかるし、そのことを認めてくれる。

そうか! 私、がんばってきたんだ。確かに、「健康」「人間関係」「お金」の中で、今何に悩んでいるかと言えば、「お金」のことだけだ。それって……。それって、すごく恵まれている。

こういう言葉を伝えてくれる人がいることも、私の人生を豊かにする要因のひとつだ。

「自分の人生は、自分で創っている」。

その言葉が伝える本当の意味を理解した1年。来年は、この気づきと学びを活かして、さらに豊かな人生になりますように。

そして、このコラムを読んでくださっている方たちにとっても、素晴らしい年となりますように。

この1年、このコラムを読んでくださったみなさまに、心からの感謝を。

良いお年をお迎えください。そして、また来年。変わらずに、このコラムを読みにきていただけると幸いです。

広告

著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは

連載記事

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る