夏が怖い46歳……。
夏が怖い。ここ数年、肌が溶けそうな暑さを感じるたびに思う。
寒さは服を着こんだり、カイロを使ってしのぐことができるけど、暑さはそうはいかない。
エアコンがないと、呼吸するのも辛いと感じるような日がこれから増えていく。
20代、体調不良がベースだった私が、唯一元気に過ごせるのが夏だった。
その頃から私を知っている夫は、「最近は、基本元気だけど、夏に弱くなったよね。昔は、夏だけ元気だったのに」と言う。
自分でも、年々夏に弱くなっている気がしているけど、同時に年々暑さが増しているのだから私が弱っているだけではないはずだ。
年齢を重ねることを基本ポジティブに捉えて生きている私だけど、この暑さを前に、「年々、夏に弱くなっている自分」が不安だったりする。
同じ年齢の友人たちに聞くと、みんな同じような不安を口にする。
「スーパーに行って帰ってきただけで、シャワー浴びたいくらい汗だくになる」
「この暑さの中で、ホットフラッシュがはじまったらどうなるんだろう……」
みんな、この暑さに怯えている……。
アラフィフの熱中症対策
前回のコラムで書いた「メタトロン」を受けたとき、水の摂取が足りていないという指摘を受けた。
思いきり心当たりがあるので、「これからの季節は、意識的に水分を摂ってくださいね」というアドバイスに従い、それから水分摂取を意識しているつもりではいるけど、やはり、もともとの摂取量が少ないため、気を抜くとすぐに水分が足りない状態で過ごしてしまう。
コーヒーやお茶はたくさん飲むけど、やはり「お水」で摂取するのが大事らしい。意識しないで過ごすと、ついつい夕方までに500mlもお水を飲んでいないことがある。
「水分摂取が足りてないなぁ……」と感じながら過ごしていたら、案の定、7月の頭だというのに熱中症っぽい症状でダウンした。
夜中に、「気持ちが悪い!」と目が覚め、それから寝つけないまま朝が来た。起きてきた夫に話すと、「熱中症だよ。水分摂った? ポカリ買ってくるよ」とコンビニまで走ってくれた。(優しい)
最近は、寝る前に、「水飲んだ?」、日中も、「塩分とれてる?」と夫から細かく確認されている。そして、出かけるときには、夫セレクトのお水とスポーツドリンク、梅干しタブレットをセットにして持っていく。
これを見た友人が、「旦那くんの愛セット」と呼んでいた。
暑い日には無理をしない
若い頃は無理もきいたのに……。なんてことは、今の暑さには通用しない。年齢問わず、どんな人にとっても危険な気温になる日がこれから3ヵ月ほど続く。
40代、働き盛りと言われるこの世代は、ついつい頑張りすぎてしまう人が多い。
子どもの夏休みがスタートし、普段よりいろいろなタスクが重なる時期でもあるので負担も増えがち。
どうか、無理はしないように。
「もうちょっと頑張れる」と思っても、「ここでやめておこう」「今日は手を抜こう」という判断をしてほしい。
「私がやらなくちゃ!と思うことも、「明日でも大丈夫!」「倒れるくらいならあとまわし!」と思ってほしい。
暑さにやられないためには、適度な水分、ミネラル補給が大事だけど、それ以上に、適度な睡眠時間、ストレスのないメンタル状態が必要!
この状態を作るには、「今、私は無理をしているな」とか、「休みが必要だな」と、自分の身体の声にちゃんと耳を傾けてほしい。
自分に優しく。ちょっと無理して頑張るのは、冬になってからで大丈夫。
今、絶対にやらないといけないことは暑さ対策だけ。仕事も家事も子育ても、暑いを言い訳に手を抜いたとしても、命の危機になることはないから。
命あってこその人生。
「命を守る対策を」と、ニュースキャスターが話しているのを聞いて、10年前なら「何を大袈裟な」と思ったかもしれないけど、この暑さの中ではとても大事なメッセージ。
この夏は、自分に甘く、優しく過ごすことを意識してほしい。