連載記事

38歳、独身。友人からの「結婚しなくて大丈夫?」の言葉に傷つく… #小田桐あさぎのアラフォー人生お悩み相談

カルチャー

2021.06.05

女性の人生は結婚、出産、キャリア、子育て……と悩みや選択のオンパレード! 正解はどれかわからないけれど、自分の固定観念「こうしなきゃ、こうでなきゃ」を手放すと、自分にとっての最適な答えが見つけられるかもしれません。 『「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本』著者の小田桐あさぎさんに聞く「アラフォーの人生相談」。今回は「結婚しないと心配、と言われてモヤっとした」という方からの相談です。

広告

連載:小田桐あさぎの 揺れる惑う悩めるアラフォー 人生お悩み相談

相談:結婚しないのは「かわいそう」なの?

結婚しないっておかしい?イラスト:村澤綾香

「結婚しなくて大丈夫?」と言われてモヤっとします

初めまして、38歳独身です。結婚したかったのですが、「この人だ!」と思えるパートナーにめぐり合わず、この歳に。今は苦しいけれど楽しめる仕事があるのでそれなりに充実しています。

数年前までは結婚したいという願いもあり、自分のなかで苦しみましたが、今は「しかたない」と割り切れるようになりました。

学生時代の友人や20代で出会った友人たちはほとんど結婚してしまい、子どももいる人が多数です。
少し前までは「結婚しないの?」などと聞かれ、そのたびに「ほっといてくれ」と思っていました。
しかし、最近は結婚の話をまったく言われなくなりました。

「大人だから触れないでいてくれるようになったのかな、気を使われているのならイヤだな」とは思っていたのですが、みんなも私の人生を受け入れてくれているのかと思いっていました。

しかし先日久しぶりにホームパーティーで集まった際に、お酒を飲んでいることもあり「結婚しないで大丈夫なの? 良い人なのに、縁がなくてかわいそうなんだけど!」と言われて意外とショックを受けています。

そう思うと、両親からも結婚しろと言われなくなり、みんな、私をかわいそうな人だと思っているのでしょうか。

一番気にしているのは私なのかでしょうか。完全に諦めたわけではないけれど、無理やり結婚しなくてもいいやとも……この割り切れない思い、あさぎさんはどうおもいますか。

(38歳 宮城県 むむむん 団体職員)

小田桐あさぎさんからアドバイス:結婚は自分の意思でできます!あなたはどうしたいですか?

質問を拝見していて、質問者様は本当は結婚されたいのだと感じました。

にも関わらず、頂いている相談内容は「自分はどうしたら結婚できるか?」ではなく「結婚しないと周りから可哀想に思われるのか?」ですよね。

これが何を示しているのかというと、おそらく質問者様は、結婚を「自分次第でできるものではない」と考えていらっしゃるということかと思います。

冒頭の「パートナーにめぐり合うご縁はなく」という文章からも、それが伺えます。そして、その自分次第でコントロールできないことについて、人にあれこれ言われても……と困惑されているのではないでしょうか。

以前の私も質問者様と同様に、人生には自分の意思ではどうにもならないことがあると考えており、結婚もその1つだと考えていました。

しかし、その後に自分自身が結婚し、また数百人の女性の婚活や夫婦関係の改善の手助けをしてきてつくづく感じるのは、結婚を含む自分の人生は、本当に全て自分次第でいくらでも変えていけるということ。

まずは、自分の人生は全て自分が望めばその通りになる、という前提で、今一度、結婚について考えてみてください。

はっきり言って、今のように「もし素敵な人とご縁があったら結婚したい」という感覚のままでは、おそらく出会う人の大半にピンとこず結婚は遠いと思います。

私も結婚する前は、パートナーというのはある日突然、完璧な出会いが訪れるものだと思っていました。しかしそうではなく、むしろ素敵な相手が現れた際に、自ら好きになり、自ら飛び込む努力が必要だったことに、結婚してから気がつきました。

私の場合は、自分の理想の人生をまず明確にし、その理想の人生に相応しいパートナー像をリストにして書き出すところから始めました。

その結果、曖昧だった自分の理想が明確になり、理想ぴったりのパートナーの存在に気がつくことができ、出会って2週間でスピード結婚をしました。

この理想の男性リストを書くのはとてもおすすめです。これに関しては「嫌なこと全部やめたらすごかった」という自著に詳しく掲載しておりますので、興味があればぜひお手に取ってみてください。応援しています。

広告

著者

小田桐あさぎ

小田桐あさぎ

出会って2週間で結婚。第一子の妊娠中にブログを開設。独自論が好評を博し月間30万PVの人気ブログへ。自分らしい魅力を開花するスクールは4年間で400名以上の女性が受講。「VERY」など女性向けメディア掲載歴も多数。著書に「私、ちゃんとしなきゃから卒業する本」「嫌なこと全部やめたらすごかった」がある。

気になるタグをチェック!

saitaとは

連載記事

小田桐あさぎの 揺れる惑う悩めるアラフォー 人生お悩み相談

広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る