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36歳「子どもの習い事。英才教育をしたい夫と意見が合わず悩んでます……」

家族・人間関係

2022.11.02

元モーニング娘。の市井紗耶香さんが読者の悩みに回答する連載「#本音で話そう」。結婚生活、子育て、人間関係、そして体の悩みなどの相談ごとに市井さんならではの視点でお答えします。今回は子どもの習い事について。皆さんも同じような悩みを抱えてはいませんか?

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連載:元モーニング娘。の市井紗耶香さんが読者の悩みに回答!

相談:6歳の息子の習い事、夫婦間で意見が合いません。

夫婦喧嘩出典:stock.adobe.com

(36歳 さきこ 兵庫県)

6歳の子どもの習い事について悩んでいます。
夫は幼い頃からの英才教育が大事だと言い、授業料が高く送迎必須の教室をすすめてきますが、私は今は子どもが興味のあるものだけでいいような気がしています。
また、ここまで続けた習い事も今後どうするかも悩んでいます。

市井紗耶香さんからの回答は……!

市井紗耶香

子どもの興味関心や才能を引き出すため、習い事を経験させたい親御さんは多いですよね。 

幼児教育が盛んな近年、私のまわりでも「習い事は1歳から始めてます」というママたちが結構います。
習い事の低年齢化やその内容を聞くたびに驚いてしまいます。

サッカーやバレエ、ピアノなどある程度は子どものやりたいことを優先させてあげたい一方で、学校の授業だけでは補えない学習面は、塾や習い事をうまく利用されている家庭が多いような気がします。

大抵の習い事は子どもにとってプラスに作用しますが、低学年の子どもたちにとってはいくつも習い事をさせるのは学校の宿題もある中、負担が大きいもの。また、本人にやる気がなかったり、思った以上に出費があったりと、習っているうちに問題点が浮き彫りになることもあります。

また、相談者さんのように夫婦間で意見が食い違うこともあるでしょう。
この場合はお子さんの特性や性質を見極め、夫婦でしっかり話し合う必要がありますね。
お互いの意見を箇条書きにし、どの選択肢がお子さんのためになるかを話し合ってみましょう。

子どもの気持ちも尊重しましょう。

習い事出典:stock.adobe.com

幼いころからはじめた習い事の見直しは、小学校に上がるタイミングがひとつの転換期かもしれません。
また、学年が上がるタイミングで見直しをする家庭も多いでしょう。

見直しと言っても親が勝手にバッサリと切ってしまうのはNGです。
まずは子どもがどの習い事に興味を持っていて、今後も楽しく続けられそうかを見極める必要がありますよね。

そしてお子さんの気持ちに寄り添ってあげましょう。
そのためにも家族みんなでしっかり話し合う時間を作ることが大事です。

我が家も子どもが4人いるので、子どもたちが進級するタイミングで子どもを交えて習い事の検討会をします。

一番長く続けられるポイントは、親も子も負担にならないこと

親子出典:stock.adobe.com

また、週に2~3回の習い事に楽しく通っているものの、親の送迎が負担という声も聞きます。
子どもが安全に通うために送迎は大事ですが、親の負担はなにげに大きいものです。
この場合も旦那さんとよく話し合い、協力してもらえるところはお願いしたいところ。

私はこれを毎週、課題としています。(苦笑)

子どもの習いごとが少し多すぎるかな…と感じているご家庭は、親子で負担を軽くする工夫をしてみませんか?

プールやサッカーなどスポーツ系は民間が経営している本格的な教室ではなく、市町村が開催しているクラスを見学してみる。
学習面は、隙間時間を使って勉強ができるオンライン型のものも検討してみてはどうでしょうか。
今の時代、学びも多様になっているので調べてみると意外とその選択肢の多さにびっくりすることも。

これから習い事を始めてみよう、始めさせたいというご家庭は、経済的な負担、送迎などの問題は事前に家族で話し合っておくことをおすすめします。

お子さんが少しでも長く、そして楽しく続けられるような習い事がみつかるといいですね。
 

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Text by Nana Yasuda
Photos by Azusa Hasegawa
Hair&make-up by Manami Takenaka
costume  FRAY I.D

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