相談:似合う服、着たい服がわからない…。
(44歳 ゆうみ 神奈川県)
お出かけするときはほぼ毎回、紺か黒のパンツに白シャツの私。つい先日、子どもに「お母さんっていつも同じ服だね」と言われ、はっ!としました。今の自分はどんな服が似合うのか…そして、どんな服が着たいのか…よくわからなくなってきました。
市井紗耶香さんからの回答は……!
はぁ…分かります。(ため息)
今回のお悩みは今の私と同じ。相談者さんに共感します。
まさに「洋服迷子」なんですよね…‼︎
先日、同世代の友人と食事をしている時も
「40代になってから、自分に似合う服が分からなくなってきた」
「何を着てもしっくりこない」
と、そんな話題になりました。
私もクローゼットに収納されている、Tシャツ、シャツ、デニム、カーディガン、ニット、ワンピースを見ながら「私は何が着たいんだろう⁈」とプチパニックになる日があります。
人は年齢を重ねていけば、少しずつ体系が変わります。
そして、着たい服のテイストも変化し、似合う色やシルエットも変わっていきます。
でもそれはごく自然なこと。
ここは慌てず、これまで着ていた洋服の整理からはじめてみませんか?
パーソナルカラーに注目!
書籍や雑誌、SNSでも見かけるパーソナルカラーを参考にしてみてはいかがですか?
自分に似合う色を診断できますよ。
似合う色がわかれば、あとは自宅に眠っているアイテムを使ってアレンジができそうです。
例えばこれからの季節に活躍するマフラー。
マフラーは顔元に1番近いアイテムなので、顔立ちや色味を明るく見せてくれるカラーがあれば雰囲気が変わります。
マフラーを一つ新調するだけでも、気分は変わりそうです。
身体を整えることも解決への近道!
また、着なくなった洋服を処分する前に、一度鏡で全身をチェックしてみては?
洋服迷子の末、慌てて新しい服を買っても結局、同じ結果になると思いませんか?(体験済み)
「どうして洋服迷子になってしまったのか」
の原因を探ってみるのも解決のひとつ。
そこで鏡で全身を見てみてください。
上半身、腰回り、下半身とじっくり自分を観察してみましょう。
後ろ姿は携帯のカメラ機能を使って撮影してみてください。
次に自分自身を触ってみてください。
改めて自分の体にじっくり触れることで気づくことがあるかもしれません。
そこで感じた気持ちに素直に動いてみてください。
もしかしたら、その瞬間から自然と部分ストレッチしているかも…?
ウォーキングに出かけたくなるかも…?
身体を整えれば思考もスッキリします。
お子さんの何気ない一言はショックだったかもしれませんが、どうか自分自身を磨くチャンスにつなげてください。
「ファッション迷子=人生の転換期」と捉え、自分の在り方を考えるきっかけにしていきましょう!
Text by Nana Yasuda
Photos by Azusa Hasegawa
Hair&make-up by Manami Takenaka
costume FRAY I.D