相談:義理の両親が私たちの子ども(孫)に援助してくれません。
(宮城県・43歳・いづみ)
今年小学校に入学した娘がいます。ランドセルや勉強机はすべて私の両親が買ってくれました。七五三や誕生日なども必ずお祝いしてくれる私の両親に対して、夫の両親はまったくお金を出してくれません。会えばかわいがってくれますが、とにかくお金をかけてくれません。こんなことにモヤモヤする私は心が狭いでしょうか。
市井紗耶香さんからの回答は……!
嫁姑問題や義理両親との関係性は、切れない縁ですから何かと考えさせられるかと思います。
ランドセルや誕生日…とのことですが、ご質問者さんからすると、「どちらかの親に援助してほしい」そんな想いが強いのかなと感じます。
帰省した場合の外食、子どもの進学、七五三などの祝い事、お年玉やお誕生日など両家が集まり、お祝いをする行事は日本文化の魅力だと感じますが、あくまで私の考えは両家共にそれぞれの価値観があるということ。
ご質問者さんが訴える、雛人形やランドセルはすべてご自身の両親が払っており、気持ち的にモヤモヤが解消されないのであれば、
「どちらの両親にも頼らない」という考え方を持ってみてはいかがでしょうか。
雛人形は必ず必要なものでしょうか?
「買わなかったら子どもが可哀想」など気持ちが落ち着かないのであれば、お雛様とお代理様だけの雛人形を検討してみるなど、現代の在り方を選択されてみてください。のちに住まいや環境も変化するかもしれません。
ちなみ我が家には雛人形はありません。
実家には私が幼少期のころに飾っていたものがあるので、娘たちが小さいころは飾ってもらっていましたが現状、我が家には雛人形を飾るスペースがありません。
ランドセルに関しては最近は軽量化が進み、多機能。料金は、2万円台という破格な値段から、高くなればなるほど10万円近い…‼︎なんて話も耳にします。
しかし、ランドセルも「買ってもらうもの」という考えから、「自分たちが用意するもの」と考えてみてはいかがでしょうか?
ランドセルに限らず、あくまでも自分たちで用意できる金額のものを準備し、両家に頼ることをやめてみたら気持ちの負担は幾分軽くなるのではないでしょうか?
具体的に金額を提案してみるのもひとつ!
金銭的にそんな余裕がない場合は、
「〇〇が必要なのですが、〇万円援助してもらえたら嬉しいです」
と、両家に具体的な金額を提示し、相談をしてみることを提案します。
ここは必ず両家に伝えましょう。
相談した後にやっぱり自分の両親しか援助してくれないのであれば今後、義理両親に期待することはキッパリやめましょう。
関係性が悪化していくのは良くありません。
そして、相手の価値観も尊重すべきだと思います。
親である相談者さん自身が、自分たちで準備することを前提にしたほうがストレスはないかと思います。
モヤモヤする気持ちはよくわかります。
でも、気持ちを切り替えて、過ごしていきましょうね!
Text by Nana Yasuda
Photos by Azusa Hasegawa
Hair&make-up by Manami Takenaka
costume FRAY I.D