育児あるある図鑑【File.05】は… 『エンドレススライダー』
■生息地
公園やアスレチック広場など、「すべり台」がある場所全て。
ときには、家の中でソファやベッドを強引にすべり台にすることもある。
■生態
とにかく夢中になってすべり台をすべりまくる。
何かに取り憑かれたかのように、何度も何度もひたすらすべりまくる驚異のスライダー。
疲れを一切見せず顔色ひとつ変えずに、すべってはのぼり、のぼってはすべりを延々とくり返すその姿は、まるで修行僧のようにさえ見えることもある。
もしかしたら、「108回すべれば全ての煩悩が消え去る」という修行を積んでいるのかも…?
■「すべり台」は目を離すと意外と危険
一時期は「すべり台」のある公園には、あまり行かないようにしていたこともありました。
なぜなら、娘が延々とすべり続けるから…。
数回なら全く問題ないのですが、10回を越えたあたりからは、「さすがにもういいだろ…」って思い始めてしまいます。
でも、「そろそろ飽きるかな?」ってこっちが期待をしていても、娘のテンションや集中力は上がっていく一方。
なんかもうすべり台をすべる“ゾーンに入った”みたいな状態になっちゃっているのです。
そうなったら最後、何を言っても聞き入れてくれないので、熱が冷めるのをひたすら待つだけ。
ただ、何度も何度もすべられると、パパやママもだんだん飽きてきて、つい目を離してしまいがちですが、子どもがまだ小さいうちはちゃんと見ていてあげるべき。
勢いがつきすぎて飛び出しちゃったりすることもよくあるので、注意しないとすべり台って意外と危険でもありますよ。
次回の育児あるある図鑑は、「なんでなんで星人」です。お楽しみに!
文/山田周平
ライター。1児の娘の父親である。WEBサイトの企画・ライティングや恋愛・育児コラムの執筆などを行っている。著書に『ひとのパパ見てわがパパ直せ』(メディアソフト)。
イラスト/波打ベロ子
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