育児あるある図鑑【File.09】は… 『おしりふきマウンテン』
■生息地
部屋の隅っこや死角になる場所。
おしりふきを片づけ忘れたりすると、めざとく近寄ってくる。
■生態
ひたすら黙々と、声も出さずに、無心で、一心不乱になって、ただただおしりふきを出しまくる。
傍らにはこんもりとしたおしりふきの山ができるほど、延々と出し続ける。
パパやママに「こら、ダメでしょ!」と怒られるまで必死になって山を作り上げ続ける姿は、まるで何かに取り憑かれたかのよう。
調子がいいときには、丸々一箱おしりふきを出し切ることもあり、ただのひとつの山ではなく、立派な連峰を生み出すこともある。
■「子どもが静かなとき」は意外と危険
いつもは騒ぎまくっている子どもが、やけに静かに何かに夢中になっているときって、大体良からぬことをしていることが多いもの。
まさに“嵐の前の静けさ”ってやつなのです。
中でもよく起こるのが、無言でおしりふきを出しまくる行為。
「なんか静かだな」と思ってパッと娘の方を見てみると、リビングにおしりふきの山ができあがっていたことが何度かあります。
同様のパターンで、ティッシュペーパーの海やトイレットペーパーの草原を作り出していることも…。
育児中にはおしりふきはものすごく大事で、いざというときにはサッと色んなところが拭ける万能アイテムでもあるので、無駄に使われてしまったりしないように、ちゃんと子どもの手の届かない場所に置くようにはするべきでしょう。
次回の育児あるある図鑑は、「すっぽんぽんドール」です。お楽しみに!
文/山田周平
ライター。1児の娘の父親である。WEBサイトの企画・ライティングや恋愛・育児コラムの執筆などを行っている。著書に『ひとのパパ見てわがパパ直せ』(メディアソフト)。
イラスト/波打ベロ子
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