育児あるある図鑑【File.44】は… 『見てほしガール』
■生息地
家の中でも外出先でも、とにかくどこにでも存在する。
気になることがあればすぐに現れる。
■生態
「ねぇ見て!これ見て!見て!」と、とにかくなんでも見てほしがる。
見てくれるまでは決して諦めず、“見て見て攻撃”をやめることはない。
可愛らしい絵が描けたときや上手に折り紙が折れたとき、ゲームで高得点を獲得できたときなど、パパやママに見てもらいたいものがあると、その欲望を容赦なくぶつけまくる。
中には、大きな鼻くそが取れたときや家の中で綿ぼこりを発見したなんてときに、それを見せにくるようなケースも…。
家の中だけではなく、外に出ている際に、パパやママ以外の人にも“見て見て攻撃”を仕掛けることがあるのが、ちょっと困りもの。
■“見て見て攻撃”はコミュニケーションを取りたい証
子どもの“見て見て攻撃”と“なんでなんで攻撃”は、毎日のように止まることがなく、本当に凄まじい時期があります。
できるだけ耳を傾けて、ちゃんと反応をしてあげようとは思いますが、忙しいときなどは、さすがにちょっと困ってしまったりもするでしょう。
僕も、家で仕事をしているときに、「見て!見て!見て!」と娘にしつこくせがまれ、一旦仕事の手を止めて振り返ったところ、鼻にティッシュをつめてドヤ顔をした娘が立っていた経験が…。
「だから何だよ!」と心の中でツッコミつつ、静かに鼻からティッシュを取ってあげました。
子どもとしては、コミュニケーションを取りたかったり、自分がやったことやできたことを見てほしくて、そして褒めてほしくて、“見て見て攻撃”を仕掛けてきているはず。
だからこそ、親としてはできる限りはその思いに応えてあげるようにしたほうが、子どもとの絆もさらに深めていけるのでしょうね。
次回の育児あるある図鑑は、「白線探し」です。お楽しみに!
文/山田周平
ライター。1児の娘の父親である。WEBサイトの企画・ライティングや恋愛・育児コラムの執筆などを行っている。著書に『ひとのパパ見てわがパパ直せ』(メディアソフト)。
イラスト/波打ベロ子
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