育児あるある図鑑【File.57】は… 『縁石ウォーカー』
■生息地
主に縁石のある歩道。
段差があるところであれば、どこにでも姿を現す。
■生態
縁石や段差を見つけたら、ジッとしてはいられない。
すぐさまそこに飛び乗って、両手を広げてバランスを取りながら、ゆっくりと歩き進んで行く。
縁石があるだけで、そこはもはやアスレチックになり、ただの散歩も楽しいアドベンチャーへと変貌を遂げる。
ただ、下に落ちないように、かなり慎重になりながらよたよたと歩くので、無駄に時間をロスする羽目になってしまう。
また、縁石が一旦終了し、次の縁石まで切れ目が生じている場合などには、その間をパパが抱っこしなければいけないという大変さも秘めている。
■「乗っても大丈夫な場所なのか」のチェックは忘れずに
縁石や段差の上に乗って歩いている子どもの姿を街中で見かけることは多いですが、うちの娘も必ずと言っていいほど乗ろうとします。
公園ですべり台やブランコを見つけたときと同じように乗りたがるので、きっと縁石も子どもにとっては遊具のひとつとして捉えられているのでしょう。
難点としては、とにかく進むのに時間がかかること。
落ちないようにゆっくりと歩くので、急いでいるときに乗ろうとされると、親としてもイライラが募るはずです。
また、乗っても大丈夫な場所なのかどうかは、安全面も含めてしっかりと確認しておかないと、迷惑になったり、ケガをしてしまう恐れも出てきますよ。
次回の育児あるある図鑑は、「鼻の穴があったら入りたい」です。お楽しみに!
文/山田周平
ライター。1児の娘の父親である。WEBサイトの企画・ライティングや恋愛・育児コラムの執筆などを行っている。著書に『ひとのパパ見てわがパパ直せ』(メディアソフト)。
イラスト/波打ベロ子
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