育児あるある図鑑【File.26】は… 『勝手にテレフォン』
■生息地
リビングや寝室など。
パパやママのスマホがある場所ならどこでも。
■生態
パパやママのスマホを見つけると、こっそりと近づきイジり始める。
ただイジっているだけならまだしも、運悪くそのまま勝手に電話をかけてしまったりすることもある。
大抵は、電話帳のあ行の上のほうにいる「相沢さん」や「相田さん」「相原さん」などにかけているか、履歴の上のほうにいる人にかけているパターンが多い。
ただ、最悪の場合、会社の上司や取引先の方、疎遠になった友人、昔の恋人などにかけているなんてことも…。
また、「勝手にLINE送信」という同じ種族の仲間もいて、こちらはパパやママが気づかないうちに、色んな人に意味不明なLINEを送っていたりする。
■「勝手に触るのは禁止」にしないと危険
子どもが勝手に親のスマホを触っているというのは、どのご家庭でも起こる育児あるあるの王道だと言えるでしょう。
ただ、気をつけておかないと、触っている間に勝手に電話をかけてしまっているなんてことも十分に起こり得ます。
僕も仕事でお世話になっている人に娘が勝手に電話をかけていたことがあって、それに気がついたときには本当に冷や汗が出ました。
あと、子どもが成長してくると、スマホをひとりで使いこなせるようになったり、文字が打てるようになったりもするので、そうなるとさらに危険度はアップ。
うちの娘も最近はLINEを操れるようになってしまったので、勝手に僕の弟に「また遊んでね。大好きだよ」なんてメッセージを送っていて、赤っ恥をかいた経験もあります。
「勝手に触ってはいけない」ということを子どもにきちんと言い聞かせたり、スマホにパスコードをかけたりなど、何かしらの対策を取らないと面倒なことになる危険性は秘めていますよ。
次回の育児あるある図鑑は、「あちこち歯形」です。お楽しみに!
文/山田周平
ライター。1児の娘の父親である。WEBサイトの企画・ライティングや恋愛・育児コラムの執筆などを行っている。著書に『ひとのパパ見てわがパパ直せ』(メディアソフト)。
イラスト/波打ベロ子
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。