育児あるある図鑑【File.25】は… 『スタンダップ抱っこ』
■生息地
リビングや寝室など。
外出中にベンチで抱っこしている際に現れることもある。
■生態
「立たねぇ抱っこはただのお座りだ」などと言わんばかりに、とにかく立った状態での抱っこしか認めないスタイルを貫く。
「抱っこは立ってするもの」という信念を曲げることはまずない。
とはいえ、ずっと立ったままで抱っこをし続けるのは疲れるし腕や腰が痛くなってしまうので、パパやママが途中でちょっと座ろうとしたりすると、それを許さずに、すかさず「立って!立って!」と駄々をこねまくる。
また、立って抱っこをしているときに眠りについたのでベッドに寝かせようとした際に、パッと目を覚まして「立って!立って!」と泣き叫び出すなんてこともある。
■「立った状態」のほうがリラックスできる?
長時間の抱っこは本当に肉体的にきついので、どうしても下ろしたくなったり座りたくなったりすることもあります。
でも、それで本当に座ろうとすると、「立ってー!立ってー!」と娘に叫ばれることになるのです。
「立て!立て!」と何度も言われて、フラフラになりながらもなんとか必死に立ち上がる姿は、まるで相手に倒されたボクサーかのよう…。
でも、立ってゆらゆらする抱っこは気持ちもいいでしょうから、子どももリラックスや安心ができる状態ではあるのかもしれません。
子どもが大きくなってくると、変な抱っこの仕方や持ち上げ方をすると、腰痛などを引き起こす要因にもなったりするので、そういった点にだけは気をつけてくださいね。
次回の育児あるある図鑑は、「勝手にテレフォン」です。お楽しみに!
文/山田周平
ライター。1児の娘の父親である。WEBサイトの企画・ライティングや恋愛・育児コラムの執筆などを行っている。著書に『ひとのパパ見てわがパパ直せ』(メディアソフト)。
イラスト/波打ベロ子
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