相談:コロナ禍を機に、人見知りが加速しています…
「初対面の人に対して極度の「人見知り」タイプだった私。コロナ禍により人と接する機会が減った今、さらにひどくなりました。このままでいいのか悩んでいます」(40代・C子さん)
無理に相手に合わせなくても大丈夫
緊急事態宣言が開けて、少しずつ社会が元に戻ろうとしています。しかし、長期化したコロナ禍により家族以外の人との交流が極端に減ってしまいました。私も自粛期間は家の中で子どもたちと過ごしていましたが、小さなお子さんがいるご家庭はかなり厳しかったと思います。今回の相談者さんはもともと「人見知り」だったということなので、自粛が明けたこれから人との付き合い方に少し身構えてしまいそうですね。
私も初対面の方に会う前は強い緊張を感じます。相手の方がはじめから積極的に接してくれればほっとしますが、そうでない場合は「私がなんとかしなくては」とテンパってしまうことも。でも、よく考えてみれば相手や雰囲気に合わせて無理する必要はないですよね。
人見知り=短所ではないということ
以前の価値観だと、社交性がありコミュニケーション能力は高いほうがいい、と思われていました。しかしコロナ禍により、むしろ一人の時間を上手に使えるほうが有意義だという価値観の世の中に変化してきているように思います。人とコミュニケーションを取れることが「長所」で、人見知りが「短所」ではないということです。
人は初対面の人と話すとき、どうしても緊張してしまうもの。でも、それは「当たり前」のこととし相談者さんも無理せず、あくまでもマイペースでいいのではないでしょうか。相手の評価や視線はとくに気にしないこと。メンタル的なところが凝り固まってしまうと体調が悪くなるので、常にリラックスすることを意識してくださいね。新たな人と出会うことは緊張もしますが、楽しいことですよ。勇気をだして一歩踏み出してみてくださいね。
Text by Nana Yasuda
Photos by Azusa Hasegawa
Hair&make-up by Manami Takenaka
costume FRAY I.D