相談:勧誘はハッキリ断れない、美容室でも自分の希望を伝えられない……。
(45歳 神奈川県 さくら)
先日、友人に高い化粧品をすすめられました。苦しい言い訳をたくさん並べてなんとか回避しましたが、とても疲れました。また、美容院ではいつも自分のイメージをはっきり伝えられなくて、毎回少し残念な気持ちになります。自分の意見をハッキリ言えない性格が本当に嫌になります。
市井紗耶香さんからの回答は……!
今回の相談には、相談者さんのこれまでの自己分析で「ああしておけばよかった」と後悔や反省が見受けられます。
こうしたご自身の性格や、優柔不断を解決するために私なりのアドバイスをしますね。
まず、ご相談の中にあった美容院でのことですが、これは「なりたい自分」を強くイメージして向かうことが大事です。
具体的にお話します。
まず、美容院へ行くならばある程度、自分がオーダーしたい髪型をイメージし、そのデザインの写真や画像を前もって保存しておくことです。
これは私も実践しています。
髪の長さや前髪のある・なしの希望、自分の髪質や取り扱い方は自分が一番知っていること。
ですから「おまかせで」や、「似合わせカットでお願いします」は無しです。
もし、当日うまく伝えられるか心配なようであれば、予約の際に「こうした髪型を希望します」と画像を添付したり、コメントしておくといいかもしれません。
自分がどうなりたいかのイメージを美容師さんときちんと共有することがもっとも大事です。
思い切った判断をする時は、一旦深呼吸
次に友人に化粧品を売りつけられて断れない……こういう話はよく耳にします。
誘われたランチ会へ行ってみると、ランチ後に化粧品やサプリメントが出てきて「有名な○○さんもご愛用」や「簡単な登録で済むから」など、商品をすすめられ、個人情報まで聞いてくる場合もあるようです。
押しに負けて購入してしまったあとに残るのは後悔と反省ですよね。
「愛用しているものがあるから……」と曖昧な返事をしてしまうと、「でも一度は試してみて!」など断りづらい状況になりそうなので、こんな時は、「家族に相談してみないとわからない」など、自分なりの事前の逃げ道をケースバイケースで作っておきましょう。
この場合は「お話し、ありがとう。帰って旦那に話してみる!」この一言だけでいいんです。
家族や旦那さんの名前を出すのも一つの対策かと思います。
そしてその場からさっと立ち去りましょう。
世の中は魅惑あふれる情報ばかりです。
でもその中で自分が好きなもの、嫌いなもの、やりたいこと、されて嫌なことはきちんと区分けしておく必要があると思います。
相手に自分の意見を言えないときや、思い切った判断をする前は緊張するかと思いますが、一旦深呼吸して勇気を出して行動してください。
相談できる相手がいるならば話を聞いてもらってもいいかもしれませんが、ハッピーでいるためには、自分で自分を鼓舞するしかありません。
自分のなりたい自分に近づくには時間がかかるかもしれませんが、「こうなりたい!」のイメージを常に持ち、前へ進んでくださいね♪
応援しています!
Text by Nana Yasuda
Photos by Azusa Hasegawa
Hair&make-up by Manami Takenaka
costume FRAY I.D