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49歳女性のお悩み「楽しい職場が一転。私を無視する"後から入ってきた主婦”が居てつらい…」

家族・人間関係

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2022.04.01 更新

心理カウンセラーの古庄由佳です。カウンセリングに来てくださる方には「うさこさん」と呼ばれています。 自分の心に蓋をして、我慢を続けて生きるのはとてもしんどいですよね。最近はスマホやSNSのおかげで情報が溢れてすぎているためか「自分の考え方がおかしいのかも」「私だけじゃないし」とガマンしてしまっていることもあるようです。自分の人生をHappyにするかどうかは自分が決めると信じて、皆さんのお悩みに答えます。

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連載:心理カウンセラーうさこの「心を軽くする考え方」

相談:楽しい職場が一転。私を無視する後から入ってきた主婦

カフェ出典:stock.adobe.com

(東京都 49歳 マリーゴールド)

はじめまして。うさこさんにご相談させて頂きます。

近所に新規オープンのカフェが出来て半年前よりオープニングスタッフとして勤めています。

仕事のブランクもかなりあったんですが自分の子ども達位の若いスタッフと緊張感もあるなかで楽しく働かせて頂いていました。

でも今は、私より3ヶ月あとに入ってきた主婦の方の私への理不尽な対応にホトホト困っています。「シフトが同じスタッフに苦手な人がいる」と言っているらしく言われた方も返答に困っています。そして恐らく「苦手な人」は私のことだと思います。

何が原因が全くわからず。(思い当たるとしたらその方より年上……な事?)

有りがたいことに店長さんや他のスタッフも皆さんその事はわかってくださっていて、気にしなくて良いよと励ましてくれるのですがたまーにシフトがかぶると回を増すごとに私への無言や無視がひどく……それ以上に他のスタッフには必要以上に猫なで声で話しかけているのを見るといたたまれない気持ちになります。

やりたい放題言いたい放題です。

それと……これは私の想像ですがその方が私を除いたスタッフをもし家に招待するとしたらたぶん何人かは行くと思います。
一番心配してくれるスタッフもきっと行くだろうなぁ……と思います。そう思うことがたぶん一番つらいです。

私かその方がやめる以外に解決方法はないものかと日々模索しています。
宜しくお願い致します。
 

"つらい”気持ちを深ぼってみましょう!

回答

ご相談ありがとうございます。カフェで働かれ始めたのですね。ブランクがあることや親子ほど年下のスタッフと働くことは、少し勇気がいることだったかもしれません。それでもチャレンジされたマリーゴールドさん、とっても素敵ですね。
 
職場っていろんな人がいますよね。人には相性があるとはいえ「苦手と思われているのかな」と思ったり、理不尽な態度をとられているように感じたり……といういうことがあると、一緒に働くのがとっても憂鬱になってしまいますね……。
 
さて。ご相談へのお返事をさせていただくために、この文章の中では、「3ヶ月あとに入ってきた主婦の方」を仮にAさんとします。
 
まず、この部分がマリーゴールドさんの心を紐解く大切なヒントになりそうと感じましたので、質問させてくださいね。

これは私の想像ですがその方が私を除いたスタッフをもし家に招待するとしたらたぶん何人かは行くと思います。
一番心配してくれるスタッフもきっと行くだろうなぁ……と思います。
そう思うことがたぶん一番つらいです。

 「一番心配してくれるスタッフがAさんの家に行くこと」は、マリーゴールドさんにとって、どういう意味を持つできごとなのでしょう?それによってどんなことが起きてしまいそうだと想像するからつらいのでしょうか?
 
たとえばそれは、「一番の味方がいなくなってしまう」とか、「仲間外れになりそう」とか、そういう怖さにつながっているのかもしれません。もしそうだとしたら、過去に似たような経験をされたことがないか思い出してみていただけませんか?
 
私たちは、「今起こっている出来事を通して、過去の感情を思い出している」ということが、よくあります。そういう時は、過去のつらかった気持ちを今の自分がしっかりと感じてあげる。そうすることで、過去の感情と切り離して今を受け止めやすくなり、不思議と今のできごとが違って見えてくることがあるんです。
 
マリーゴールドさんが「一番つらい」と想像する感情も、もしかしたら過去に照らし合わせて「きっとそうなる」と想像し、生まれているのかもしれません。でも、また同じことが起こるとは限りませんし、そもそも、人と人の関わりは敵か味方かに分けられるものではありません。だから、今「気にしなくていいよ」と言ってくれるスタッフさんたちを信頼し、「何があっても、大丈夫」と、先に安心しちゃいましょう。
 
そして、「今起こっている出来事を通して、過去の感情を思い出している」と書きましたが、もしかしたらAさんも同じかもしれません。
 
私たちは理由もなく人のことを苦手と思ってしまうことがありますが、それは、過去の記憶と照らし合わせているから。「昔、嫌なことがあったあの人に似ているな」なんていうふうに無意識がキャッチすると、目の前の相手をまだよく知らないのに、なんとなく嫌だなと感じて避けてしまったりするのですよね。
 
ですから、たとえAさんに苦手と思われていたとしても、マリーゴールドさんが引け目を感じる必要はありません。堂々とお仕事をして、カフェに来るお客様たちを笑顔にしてあげてくださいね。カフェとカフェに来るお客様を大切にしてくれるマリーゴールドさんは、誰が何と言おうと、職場にとって大切な存在です。どうぞ「まわりの人に守られ、大切にされている私」として、ますますお仕事を楽しんでいってください。応援しています!
 

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著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

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