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49歳女性のお悩み「借金を繰り返す夫。職場で気になる年下の彼。心配する娘。私はどうしたら…。」

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 49歳女性のお悩み「借金を繰り返す夫。職場で気になる年下の彼。心配する娘。私はどうしたら…。」

2022.04.22

心理カウンセラーの古庄由佳です。カウンセリングに来てくださる方には「うさこさん」と呼ばれています。 自分の心に蓋をして、我慢を続けて生きるのはとてもしんどいですよね。最近はスマホやSNSのおかげで情報が溢れてすぎているためか「自分の考え方がおかしいのかも」「私だけじゃないし」とガマンしてしまっていることもあるようです。自分の人生をHappyにするかどうかは自分が決めると信じて、皆さんのお悩みに答えます。

相談:借金を繰り返す夫。職場で気になる年下の彼。心配する娘。私はどうしたら…。

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(神奈川県 49歳 まきこ)

こんにちは。夫と小学生の娘と暮らすワーママです。

昨年末に夫の5回目の借金が発覚し、これは本当に治らないんだなと実感しました。

今までもそう思ってはいたのですが、一緒にいることを選択したのなら相手を信じたいと思い、調査などチェックを怠っていました。 もう何度もこのパターンなのに。

さすがにもう見切りを付けたいと思ったのですが、娘がうっすら態度が冷たくなった私に何かを感じたのか、必死に「3人で家族なんだからね。両方大好きなんだからね」と伝えてきます。

最近私が転職したのですが、なんと職場に好きな人ができてしまいました。かなり年下の方で、相手には伝えていません。 この先の夫との未来にゲンナリし、年下の方との未来を勝手に妄想してしまいます。 でも中年の自分の容貌、ローンの残っている家、不安そうな子どもの顔、私の様々なことを否定してくる実母(離婚したなら更に)、マイナス要素しか浮かばす、私……何がしたくてどう生きていきたいんだっけ……?と途方に暮れています。
 

ご自身の"心の声”を受け止めよう!

回答

「5回目の借金が発覚」……という言葉に愕然としました。
 
「夫婦は家庭の共同経営者」ともよく言われますが、そういう存在であるはずのパートナーが、何度も内緒で借金をしてしまうとしたら……「一緒にいることを選択したのなら相手を信じたい」という気持ちでやってこられたまきこさんにとっては、何度も何度も裏切られた気持ちになって、今、心がとっても疲れているのではないでしょうか。
 
この文章だけでは、借金の理由や詳しいご事情などがわかりませんので、的外れだったら申し訳ないのですが、それでも、「さすがにもう見切りを付けたい」という言葉からは、これまで何度も相手を信じようと試みてこられたのかな、というまきこさんの努力がうかがえます。
 
それはもう、腹立たしさを超えて、諦めてしまいたい気持ちにもなりますよね。でも夫婦を諦めたら、娘さんを悲しませるのではないか、お母さんにひどく否定されるのではないか、そんな思いから、どこにも進めない八方塞がりのような感覚になっているのかもしれません。「どうせ私なんて」と自分の幸せに対して無気力になってしまうほどかもしれません。
 
そんなまきこさんにとって、「転職先で出会った好きな人」というのは、もしかしたら「本当は、心から信頼できる人と一緒に人生を楽しみたい」そんな心からの望みを思い出させてくれる存在なのかもしれませんね。
 
だとしたら、自分の中に芽生えた恋心を責める必要なんてないと思います。「ああ。そうだよね。私だって、女性として愛されて、大切に守られて、安心して、ときめいて生きたいよね」。この恋心はそんな心の声なのかもしれないと受け止めてみてはいかがでしょうか。
 
たとえ今がどんな状態だとしても、まきこさんが女性として幸せに生きていい存在であることに変わりありません。そう思い出してみたら、「もう一度人生の主導権を取り戻そう」というエネルギーが少しずつ湧いてきませんか?
 
まずは、まきこさんご自身の心に力が戻ってくることを何よりも大切に考えてみてください。小さなことからでいいので、「誰かのために」と自分を後回しにすることをやめて、ご自身の気持ちを優先してみてください。
 
そうやって心にエネルギーが戻ってきたら、もう一度「本当はどうしたい?」とよーく自分に聞いてみてください。娘さんのことも、お母さんのこともちょっと脇に置いて、「私はこうしたい」という気持ちに耳を傾けてみてください。今は途方に暮れてわからなくなっている気持ちも、きっと少しずつ見えてくるのではと思います。
 
ちなみに、まきこさんのケースに当てはまるかわからないのですが、借金を繰り返してしまう方々の中には、何らかの依存症が関わっている場合もあります。依存症は、脳内ホルモンであるドーパミン過多が原因で、自分の行動にコンロトールが効かなくなってしまう状態。そうなると、ご本人の意思で借金の原因となっている行動を止めることが難しく、心のケアやサポートが必要なのですが、ご本人が自分の状態に気づいてない場合もあります。もしそうしたケースの場合には、依存症からの回復やその家族の心のサポートについて専門としている心理カウンセリング等もありますので、念のためにお伝えしておきますね。
 
まきこさんが心から望むことなら、どんな未来を選んでもいいんです。まきこさんの幸せが何よりも娘さんを幸せにします。まきこさんが心から笑える未来を信じて応援していますね。
 


著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

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