「私らしい」が見つかる。40歳からのライフスタイルメディア
連載記事

41歳女性のお悩み「会社で役職が上がりそうなのに夫からの一言で落胆しました…。」

家族・人間関係

stock.adobe.com
 41歳女性のお悩み「会社で役職が上がりそうなのに夫からの一言で落胆しました…。」

2022.04.29

心理カウンセラーの古庄由佳です。カウンセリングに来てくださる方には「うさこさん」と呼ばれています。 自分の心に蓋をして、我慢を続けて生きるのはとてもしんどいですよね。最近はスマホやSNSのおかげで情報が溢れてすぎているためか「自分の考え方がおかしいのかも」「私だけじゃないし」とガマンしてしまっていることもあるようです。自分の人生をHappyにするかどうかは自分が決めると信じて、皆さんのお悩みに答えます。

相談:会社で役職が上がりそうなのに夫からの一言で落胆しました

落ち込む女性出典:stock.adobe.com

(東京都 41歳 アイ)

8歳と10歳になる子どもと共働き夫婦です。

夫は部長クラスで、平日は朝から夜遅くまで仕事なので、家事や子どもどの会話は、平日ほぼしていない状態です。

そして私は、元々特に役職は付いていなかったのですが、先日部長に呼ばれ、ワンランク上の役職にならないかと声を掛けてもらいました。
私は仕事が楽しくやりがいをもってやっているので、そう言われた時はすごく嬉しく夫にもすぐに伝えたところ、おめでとうも言わずに「家事を変わらずやれるならいいんじゃない」の一言。落胆しました。

それって、二人で協力してどうにかすべき問題じゃないの?と感じます。
一方的に「家事は私」という考え方に、イラっとしてしまいました。

役職が上がれば、その分責任も増えて残業だって増えるかもしれない。でもやりたい。
どうしたらいいでしょうか…。
 

夫婦で協力し合える関係になるための考え方

回答

家事や育児をしながら仕事でも活躍できて、それが認められるって、すごいことですよね。きっといろんな工夫をしながら頑張ってこられたのではないでしょうか。
 
こういうことって、家族やパートナーに一番にわかってもらいたいですよね。その気持ちが受け止められることなく「家事を変わらずやれるなら」と言われてしまった。それはまるで「僕は協力しないけど、一人でがんばってね」と言われているようで落胆してしまった、という感じでしょうか。
 
お気持ち、とってもよくわかります。「(家事や育児は)二人で協力してどうにかすべき問題じゃないの?」という言葉も、本当にその通りです。
 
ただ、このままでは、アイさんの負担が増えてしんどくなってしまいそうですよね。そこで、パートナーと協力し合える関係を築いていくための考え方の方向転換をご提案してみます。よかったら参考にしてみてくださいね。
 
まずひとつめは、「相手に悪気はないのかも?と思ってみる」です。
 
イラっとする時って「相手が悪い」「普通はこうするべき」って言いたくなりますよね。でも、アイさんの本当の望みは、相手を責めることではなくて、夫婦で協力し合える未来を創っていくことだと思います。
 
そこで「もしも相手に悪気がなかったとしたら……?」と考えてみてほしいのです。
 
誰だって、今のスタイルを変えるのは、ちょっとめんどくさかったりします。でも、アイさんが困っていると知ったなら、どうでしょうか?アイさんがとっても幸せになると知ったら、どうでしょうか?
 
「もしかしたら、私が困っていることやしてほしいことが、まだきちんと伝わっていないのかも?」「本当は協力すべきと思っているけど何をしていいかわからないのかも?」そんな可能性を想像してみてほしいのです。
 
次のステップは、「してほしいことを超具体的に伝えてみる」です。
 
アイさんの望みは、「ワンランク上の役職に挑戦したい。そのために家事や育児を今まで以上に協力しあっていきたい」ですよね。まずはこの希望をしっかりと言葉にして伝えてみてくださいね。
 
その上で、「協力し合う」の部分についても、「いつ何をしてほしいのか」を超具体的にして伝えてみるのがオススメです。家事や育児に必要なことって、細々としていて、膨大な量がありますよね。アイさんがどうしたら楽になるのか、わからないことも多いかもしれません。だからこそ、超具体的に、です。
 
最後は、「してもらったら、ありがとうを伝える」です。
相手が喜んでくれたら、またしてあげたいなって思いますもんね。

ここまで読んで、「どうして私がそこまでしなくちゃいけないの?」って思うかもしれません。
 
でも、家事も育児も仕事もできる優秀なアイさんだからこそ、これまでは、ちょっと大変な時でも「一人でなんとかする」ことができてしまったかもしれません。一方でパートナーは、家事や育児によって家族を喜ばせるというやりがいや幸せを知る機会が少なかったのかもしれません。
 
だからこそ、アイさんが新しいステージに進まれるこの機会に、「一人でなんとかする癖」を手放していってほしいのです。パートナーを家庭でも活躍させてあげてほしいのです。
 
こんなふうにまわりを活躍させる関わり方は、アイさんが仕事でチームをひっぱる立場になった時にもきっと役立つはず。ぜひ家族に支えられながら、ますます活躍していってくださいね。

 


著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

連載記事

心理カウンセラーうさこの「心を軽くする考え方」

この連載の記事一覧へ