「私らしい」が見つかる。40歳からのライフスタイルメディア
連載記事

40代のお悩み相談。「高齢出産をキッカケに転職したけど、前の会社を思い出してはモヤモヤする……。」

働く・学ぶ

stock.adobe.com
 心理カウンセラーうさこの心を軽くする考え方

2023.01.20

心理カウンセラーの古庄由佳です。カウンセリングに来てくださる方には「うさこさん」と呼ばれています。 自分の心に蓋をして、我慢を続けて生きるのはとてもしんどいですよね。最近はスマホやSNSのおかげで情報が溢れてすぎているためか「自分の考え方がおかしいのかも」「私だけじゃないし」とガマンしてしまっていることもあるようです。自分の人生をHappyにするかどうかは自分が決めると信じて、皆さんのお悩みに答えます。

広告

相談:転職を後悔しています……。

ひとりで悲しむ女性出典:stock.adobe.com

(東京都    桜子 42歳)

39歳のときに高齢出産をしました。

そのとき、産休をとってから復帰したのですが、時短勤務による業務調整で仕事場の方に迷惑をかけてしまっている状態。仕事もかなりパツパツの状態で家で少し仕事をする事も増えてしまったため退職しました。

その後転職活動をして、比較的自分でスケジュールをたてて余裕をもって仕事を進められる職種についたのですがなんだかモヤモヤが。

最近ふと、前の会社の人間関係の良さや給料やお休みなどの待遇の良さ、やりがいやお金の面においても「前はよかったなぁ」と思うことが増えています。でも今更自分都合で前の会社には戻れないと思い今の仕事を続けています。

この心のモヤモヤはどう対処したらよいと思いますか?
 

なにが大切なのか、見つめ直してみよう!

回答

出産から慣れない子育てが始まり、まだまだ余裕がない時期に仕事まで手一杯となると、本当に大変だったと思います。
時間にも気持ちにも余裕が必要と判断して、それが叶う職場を見つけ転職された桜子さんは、とても行動力と決断力のある方だなあと感じました。
 
ですので、もしも「前はよかったなあ」という思いの中に、あの時の決断への後悔が混じるなら、「あれは、私の精一杯だったよね」と自分を認めてあげてくださいね。
 
別の角度から見てみれば、「前はよかったなあ」という思いは、少し余裕が出てきた表れとも言えるかもしれません。大変な時期を乗り越えてこられた自分を労うこともぜひ大切にされてくださいね。
 
さて。本題のモヤモヤに関してですが、もしかしたらそれは、「今の働き方は、自分にとって本当に大切にしたいものを大切にできてない気がするよ」という心からのサインかもしれません。
 
人生において、仕事において大切にしたいものは、人それぞれ違います。一人の人間の中でも、人生のステージによって変化していくものですから、あの時とは違っていてもいいんです。

今は、今の桜子さんにとっての大切な価値観を、改めて見直すタイミングなのかもしれませんね。

今の職場には「ない」けれど、前の職場には、「あった」と感じるもの。
逆に、今の職場には「ある」けれど、前の職場には「なかった」と感じるもの。
 
それらをヒントによくよく見つめていくことで、私にとっては何が「ある」ことが大切なのかを明らかにしていくことができそうです。
 
たとえば、やりがいなら、私はどういうことにやりがいを感じるのか。
人間関係なら、私はどんなことが言えて、どんなことができる状態だったら、心地よいと感じるのか。
お給料なら、どんな条件で、いくらいただけていたら、気持ちよく働けるのか。などなど。
そして結局のところ、それらの中で自分にとって欠かせないポイントは何か。
 
桜子さんにとっての大切な「コレ!」が見つかったら、そのために、今の職場で何かを変えてみるのか、前の職場の状況をリサーチしてみるのか、あるいは、もっと別の可能性を探すのか等、きっと自分の心の中にある「私は本当はこうしたい」という答えもおのずと見えてくるのでは、と思います。
 
そしてもうひとつ大切なことは、「どうせ無理」とか「そんなのはダメ」とか、そういう頭のほうから聞こえる厳しい声で、「こうしたい」という心の声を消してしまわないこと。

ぜひ「どうしたら叶えられるかな?」という視点で、自分の味方になる考え方をしてみてくださいね。
 
頭の中の厳しい声とは、たとえば桜子さんが書かれている中だと「今更自分都合で前の会社には戻れない」という考えのようなものです。
 
これを自分の味方をする考え方に変えていくなら、「それって本当かな?ダメもとで聞いてみるのはどうかな?ムリならスッキリするしね」なんてふうに捉えて直してみる感じです。
 
あるいは、「子育てと両立できなくて、またパツパツになるんじゃない?」なんて厳しい声が出てきたら、「もう少し人に助けてもらう自分にもOKを出してみようかな」なんて考えを新しく取り入れてみるのも良さそうです。
 
お子さんという宝物の存在を大切にしながら、仕事でも心を満たして働く。桜子さんはそんな働き方をしたいのではないでしょうか。きっとできます。応援しています。
 

広告

著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

連載記事

心理カウンセラーうさこの「心を軽くする考え方」

この連載の記事一覧へ
広告