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人生に失敗はない!「失敗した経験」から何を得るかで生き方は変わる

カルチャー

2025.04.20

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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連載:潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

いつもの街で初めて目に入った"〇〇の母”

先日、打ち合わせで行き慣れた街を歩いていると、見たことがない看板が目に入った。「〇〇の母」。町ごとに母がいるんだなぁと思い通り過ぎた。

打ち合わせが終わった帰り道、さっき見た看板が気になった。今度は看板の前に立ち、手書きで書いてあるメモを見る。

何度も通っているのに、なんで今まで気づかなかったんだろう。そう思うとものすごく気になって入り口のチャイムを鳴らした。

チャイムを鳴らす出典:stock.adobe.com

中から出てきたのは白髪のおばあさん。時間で金額が増していく値段設定だったので、長くて30分かなと思いながら座り、生年月日と名前を伝えた。

「あなた、ご家族は?」「います」「そしたら、ご家族の分も教えてあげるわね」という流れになり、家族3人の生年月日と名前を伝えると、そこからいろいろ細かく数字を出したりする作業が始まる。

「これは、30分では終わらないぞ」と思った。生年月日から見るそれぞれの個性や特質は、「たしかにそうですね!」というものが多かったのだけど、その後名前の鑑定になると、「ん~。3人とも名前が悪いわ」という話に。

姓名判断というものがあるのだから、名前がその人の人生に何かしらの影響を与えることはわかっているけど、娘の名前について、「これは最悪な名前ね」と言われた時点で帰ろうと決めた。

「すみません。私、時間がないので、ここまでで大丈夫です」と伝えると、「人生を見てあげるのだから、最後まで聞いたほうがいい」と引き留められたけど、「今日はもう時間がないので」と言って、その時間までの金額を支払い店を出た。

これ、ちょっと前の私だったら、最後まで聞いていた。帰りたいと思ってもそれを言い出せなかった。「金額が上がる」とドキドキしながらも、「ここまでで」と言い出すことはできなかった。

店を出たあと、「なぜ、私はあの店に入ったのだろう」と考えて、「これは、最終試験だったんだな」と感じた。

占い師ですか? と聞かれて資格を取った私

このコラムを読んでくれている方はすでにご存知かと思うのだけど、私は占いが好きだ。

20代、ネガティブが服着て歩いていると言われていた時期に使ったお金を貯金しておけば今頃……と思うくらいには、占いにお金を使ってきた。

タロットカード出典:stock.adobe.com

それなりの数を受けてきたので、当たった人、まーったく当たらなかった人。今でもその時の言葉が人生の指針になっているような人。本当にいろいろな占い師がいるというデータはたまっている。

30代は、結婚、出産、子育てに追われて、あれよあれよといううちに過ぎていったので、占いに行くような時間も余裕もなかった。

ただ、30代後半になった頃、初対面の人からやたらと「占い師ですか?」と聞かれることが増えて、「それは、占い師になれってことなのか?」と思い、推命学をベースにした誕生日診断の資格を取った。

占いを受けるのが好きだった私が、人のことを視るようになったきっかけの出来事だ。

自分が選択した生き方とは言え、これまでの人生を振り返ると、「やることが極端なんだよな」と思うようなことが多い。「占い師ですか?」と聞かれて、「ならなくちゃ」と行動しちゃうのが私だ。

でも、一度きりの人生だから、そのくらいの思いきりで楽しんだほうが良いと思っている。

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人生に失敗はない

空出典:stock.adobe.com

40代後半になり、「さぁ、私の人生はここからだぞ」感が増している。

この1年は、これからの人生のための最後の大きな学びを得るような時間だったし、人としても成長することができたと思っている。と同時に、試されてるなと感じるようなこともたくさん起こる。

今回の、〇〇の母の鑑定を受けたのもそのひとつだと思っている。

夫に話したら、「そもそも、あの看板を見て中に入らない」と言われたけど、それも込みで最終試験だったのだ。

生きているといろんなことが起こる。失敗とかははなくて、その経験から何を学ぶか。何を得るかだと思っている。

あのおばあさんが伝えてきた鑑定結果は、統計学的には当てはまることもあるのだろうけど、それがすべてではない。こういう意味もあるのかと聞いても、それに支配されてしまったら大変。

鑑定を受けるのは好きだけど、それは、何となく前に進みづらいときのパワーになるものや、自分の中の疑問についての答え合わせになったり、1歩踏み出す方向が定まったりするようなものだから受ける。

自分も人を視る側の仕事をしている。生きているだけで大変なことがたくさんある中で、少しでも気持ちが楽に、前向きに生きられる気持ちになることを伝えていきたいと思っている。

だからこそ、「このままだとダメよ」的なことで脅かしてお金を取る鑑定をするのはよくないよなぁと思う。

また、大きな学びをしたし、コラムのネタにもなったのでこれにて浄化! というお話。

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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