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40歳以上は要注意。胃がんになりやすい人「4つの特徴」

心と体

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2024.02.24

胃に違和感を感じる日が続いても、「食べすぎやストレスのせい」だと決めつけていませんか? きくち総合診療クリニックの理事長である菊池大和先生によると、胃がんになりやすい人には特徴があるとのこと。リスクが高い場合には注意が必要なのだそうです。早期発見につなげるために、当てはまる項目がないかをチェックしてみてくださいね。

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連載:40代女性に役立つ健康知識

教えてくれたのは……菊池 大和先生

菊池 大和先生出典:kikuchi-geclinic.jp

医療法人ONE きくち総合診療クリニック理事長 菊池 大和先生
平成29年4月11日に「きくち総合診療クリニック」を開院し、令和元年に医療法人ONEを設立。「病気を診て、人を診て、一人でも多くの命をやさしく包み込む医療を提供する」ことを診療基本理念としている。

胃がんの種類

部位別がん罹患数で、男性は3番目に、女性は4番目に多いとされる「胃がん」(※)。胃がんとは、どのような病気なのでしょうか。
国立がん研究センター「がん種別統計情報 胃」部位別がん罹患数【女性 2019年】より

胃の部位出典:www.ac-illust.com

菊池先生「胃は、摂取した食物をたくわえ、胃液と蠕動(ぜんどう)運動により消化をする臓器です。大きく分類すると、噴門部、胃体部、幽門部の3つに分けられます。

胃がんは、粘膜から正常な細胞がガン化して発生します。粘膜または粘膜下層の深さのものを早期がん、それ以上に深いものを進行がんといいます」

胃がんのリスクが高い人の「4つの特徴」

菊池先生によると、胃がんにかかるリスクが高い人には特徴があるとのこと。原因となるのは「ピロリ菌の保有」や「生活習慣」「糖尿病の有無」「年齢」と、多岐にわたるようです。

胃がんの一番の原因はピロリ菌の保有出典:www.photo-ac.com

菊池先生「まず一つ目は、胃がんの一番の原因となる“ヘリコバクター・ピロリ菌”を保有しているかどうかです。胃がんの患者さんの99%に、ピロリ菌感染が関係しています。不衛生な水に住んでいるピロリ菌は、1950年前に生まれた方の40%以上がもっています。また、ピロリ菌は唾液で感染するので、親がもっていれば子どもにも感染するかもしれません。

生活習慣も関連性がある出典:www.photo-ac.com

二つ目は、生活習慣です。下記に当てはまる方はリスクが高くなります。

  • 過度の喫煙習慣がある。
  • 飲酒の習慣がある。
  • 偏った食生活を送っている。

三つ目は、糖尿病です。糖尿病を抱えている方は、通常の2倍のリスクがあります。四つ目は、年齢です。40歳以上になると、発がん率が高まると言われています」

胃がんの初期症状は出ないことも。よくある症状とは

胃がんの初期に起こりうる症状についても教えていただきました。

胃がんによくある症状出典:www.photo-ac.com

菊池先生「どんながんでもそうですが、初期症状は出にくく、進行していても出ない方もいます。
よくある症状として挙げられるのは、胃もたれ、心窩部痛、胸やけ、食欲不振です。検便で見つかる方も一定数いらっしゃいます」

そこで大切なのが、定期的に胃がん検診を受けることです。バリウム検査と胃カメラ、どちらを受けるべきなのか、迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。次回の記事では「2つの検査のメリット・デメリット」について、ご紹介します。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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