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「人生で初めて甘えられた人。」結婚12周年、夫への想いを綴る。

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2023.11.12 更新

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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連載:潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

結婚12周年。ほとんどの時間を一緒に過ごす我が夫婦

この11月で、結婚12周年を迎える。

出会ってからは20年経つので、夫は、45年の人生のうち20年も私の隣にいるということになる。

仕事をする夫婦出典:stock.adobe.com

共にフリーランスとして働く私たちは、朝から晩まで向かい合いながら仕事をしている。前職で出会い、退職するまでの間は常に同じチームに配属されていたので、この20年の間で同じ空間にいなかった時間を合計しても1年に満たないのではないだろうか? というくらい一緒にいる。

ママ友やお義母さんは、「よくそんなに一緒にいられるね。私なら絶対無理」と言うけど、この20年、ほぼほぼ同じ時間を過ごしてきた私たちにとっては、この過ごし方が快適だったりする。

ただ、お互いの仕事内容はほぼ知らない。夫も同じく書き物屋さんで、過去に4冊ほど本を出版しているけど、私はその中の1冊も読んだことがない。

二人で過ごす時間が世の中の夫婦に比べてかなり多いけど、お互いにあまり相手に干渉はしない。だからこそ、これだけ長い時間を共に過ごしながら飽きないのかもしれない。

ちなみに、このコラムを彼が読むこともない。(……はず)。

なので今回は、結婚記念日というタイミングに掲載されるこのコラムに、夫への気持ちを綴ってみようと思う。

人生で初めて甘えられた人

以前、ゲッターズ飯田さんが、「自分以上に自分のことを知っているのは周りの人。人から言われたことを素直にやる。それが成功の秘訣。そう見られているならその道に乗れば良い」ということをテレビ番組で話していた。

私は、人から生き方や行動を指図されるのが大嫌いなので、「そんなの無理だわ」と思いながら聞いていたのだけど、唯一、夫からのアドバイスには耳を傾けられるんだよなぁということに気づいた。

なぜなら、夫は私以上に私のことを理解しているから。

「私はこう思うの。だって、私ってこういう人だからさ!」と私が言うと、夫は、「そうかなぁ。お前は、こういうとき、こうするタイプだよ」と言う。我が家ではよくある会話。ただ、こんなことがあまりに続くので、

「私って、もしかして自分のこと全然わかってないんじゃない? それって、フリーランスで仕事をする上で弱点になるのでは!?」

と不安になり、自分のことを深堀りしていく『ビジョナリーキャンバス』というサービス受けてみることにした。「自分らしく自分の願いに応える生き方」を探るらしい。

コロナ禍を機にオンラインが普及し、家にいても気になるサービスやセッションを気軽に受けられるようになったのは、ありがたい。この『ビジョナリーキャンパス』もZOOMで受けることができた。

「最近、残念だなぁと思ったことはありますか?」

そんな質問からスタートし、聞かれることに応えていくと、私を深堀りしたものがこのようなシートになった。

ビジョナリーキャンパス

私が答えることから、深ぼるポイントみたいなものがわかるのか、気づいたら「こんなこと話すつもりなかったのに」ということまで答えていた。そして、沢山の質問に答えていく中で、夫について答えるシーンがあった。普段、そんなことを意識したことはないのに、「彼は、私が人生で初めて甘えられた人なんです」と言っていた。

自分の口から出たその言葉に、心の中で「おぉぉ~!」となった。

なぜか、それを答えてから、夫への想いみたいなものが溢れて、夫についてしばらく語ってしまった。

数日後、レポートを送っていただくのだけど、そのメールに、「お話を聞いていて、出会うべくして出会ったお二人なんだなと思いました。めちゃくちゃ素敵なご夫婦ですね」と書いてあって照れた。

結婚が私の人生を豊かにしてくれた

結婚出典:stock.adobe.com

結果、「自分らしく自分の願いに応える生き方」を知るために自分を深掘りしてみたところ、私は夫と出会ったことで、負の思考連鎖を回避する生き方ができるようになっているということがわかった。

母子家庭で育った私は、心の中に”傷ついた子ども時代”を抱えている。それは以前から認識していたことだけど、その子ども時代にできてしまった、「愛する人から嫌われないための生き方」が自分の本来の才能や自分らしさに蓋をしてしまっていたらしい。

その蓋を開けて、「大丈夫。そこから出ても安全だよ」と、教えてくれたのが夫なんだそう。(これは、レポートと共に説明してくださったお話を、私が解釈し私的な言葉で表現しています)

20代の頃、上司に「お前はかわいげがない」と言われたことがある。甘えたり、弱音を吐く方法を知らなかった私は、ケガをして血が流れていても、「私は平気です!」みたいな顔をして、隠れて泣いていた。心のシャッターを閉め切っておけば傷つくことはないという自衛本能だった。

夫はそんな私を見て、「ねぇ、もしかしてケガしてない? 血が出てるんじゃない? 大丈夫?」と声をかけてくれた人だ。

これ、夫の好感度あがりまくりじゃない? と思いながらも、私の人生は彼と出会ったことで安定し、彼と結婚したことで豊かになったのは否定しようのない事実。

「もっと素敵な人がいたかもしれないわぁ。この結婚は間違いだったかもしれない!」と、違う人生を想像してみたことは何度もある。

けど、その想像の先のゴールにいるのは結局夫だったということを何十回も繰り返してきた私がたどり着いたのは、「この人がいないと私は私らしく生きていけない。だとしたら、この人と楽しく、笑いながら生きていくことにパワーを使おう」ということ。

そして、12周年目の結婚記念日を前に自分を深堀りしてみたら、「その通りです!」という太鼓判までもらってしまった。

12年経っても変わらぬ気持ち

12年前の11月某日。雨が降る中、「一緒に行こうよ」と誘ったら喜んできてくれた義両親と4人で、区役所に婚姻届けを出しに行った。

「親友であり、戦友であり、ソウルメイトである彼と、今日からは夫婦です」

あの日、入籍報告をしたFacebookに私が書いた言葉。

12年経って、相変わらずそんな感じで人生を共にできているのは、夫の愛のでかさゆえ。感謝しています。

でもさ、彼も私と出会えて幸せなはずだよね……? ね?(笑)

 

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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