夏至を前に思うこと
この原稿を書いている今は、夏至直前。
夏至は、1年で最も昼間の時間が長い日で、太陽からのエネルギーが「陰」から「陽」へ変わると言われている。
冬至もそうであるように、大きくエネルギーが変わるとされるこの時期は、意識するしないに関わらず、何かしらの影響を受けている人が多い。
今年はさらに、夏至の翌日が満月ということもあり、数週間前から「寝ても寝ても眠い」という人や、「やる気が起きない」、「謎の体調不良」などに悩まされている人も多いらしい。
私もその一人。普段は、仕事でつい夜更かしをしてしまいがちなのに、仕事をしようとしても睡魔に負けて早々布団に入る日が続き、iPhoneから、「この3週間、睡眠平均時間が7.5時間とれていますね!」と褒められた。
平均7.5時間も寝ているなんて、すごくない? 年々、寝たくても目が覚めてしまうようになっていたので、まだそんなに寝られる体力があったのね。と、驚いた。
数日前には、とうとう起きあがることすらきついと感じる日があり、珍しく1日寝込んでしまった。
そのくらい、今年は夏至の影響を大きく受けている。
「どんな変化が起きるんだろう……」。
いろいろな変化が起きるとされる時期。陰から陽へと変化するタイミングと聞くと、ついつい何か期待をしてしまう。
吉日にできる小さな行動
若い頃はあまり意識したことがなかったけど、年齢を重ねるうちに暦の上で”良い日”とされる日を意識するようになった。
「夏至」や「冬至」のように、年に一度、大きな切り替えのタイミングとされる日もあれば、「一粒万倍日」や「天赦日」のように、「また?」と思うくらいしょっちゅうある吉日もある。
ちなみに、6月は「一粒万倍日」が4回あり、6月最後の「一粒万倍日」は、このコラムが掲載になる23日だ。
夏至が過ぎ、満月の翌日の一粒万倍日。
「一粒のもみを撒けば万倍にも実り、立派な稲穂になる」という意味がある日なので、このコラムを読んだのも何かの縁ということで、1歩前に進むようなことをしてみるといいかもしれない。
陰から陽にエネルギーが変わったとしても、何か行動をしない限りは自分自身に変化は起きない。吉日だから良いことがあるのではなく、行動することでいつもよりも良い結果が出やすいというのが吉日なのだから。
「それだったら、あれをやってみよう!」。
今、あなたの頭の中に浮かんだことはどんなことだろう。
その行動が、これからの下半期の日々に大きな影響を与えるかもしれない。
「一粒万倍日だから」と意識したことでできた小さな行動が、その後の人生を変えるという経験をしている人がたくさんいる。
誰にでもできる超簡単な引き寄せ術
何か変化を生み出したかったり、「こうしたい」「こうなりたい」「叶えたい」という想いがあるとき、私がよくやる引き寄せ術がある。
今日は、その方法をコラムを読んでくれているみなさまにその方法をお伝えしようと思う。
よく聞く、「引き寄せ」という言葉。本もたくさん出ているので試したことがあるという人は多いはず。でも、「効果がなかった」とか、「実現しなかった」という人も少なくない。
それは、引き寄せの法則に必要な何かが足りなかったのかもしれないし、引き寄せに大事なことのポイントを知らないだけかもしれない。
引き寄せにはいろいろな方法があるが、私が教えるのはとても簡単な方法。
まず、引き寄せたいこと、叶えたいことを明確にする。ノートに書いても良いし、スマホのメモに打っても良い。そして、その引き寄せたいことが実際に叶ったときの感情を自分の中に想像する。
「そうなったらうれしいなぁ」ではなく、「叶っちゃった!」「手にいれた!」「うれしい!」という感じで、実際にそれが叶ったときに感じるリアルな感情を、先取りで自分の中に感じる。
「叶えたいこと」+「叶ったときのリアルな感情」=実現
叶えたいことだけを何回も頭の中で考えても、それはただの願望で終わってしまう。
それを実現させるには、「感情」を感じることが大きなポイントになる。
夏至でエネルギーが変わっているタイミングの今、誰でも簡単にできるこの引き寄せ術を使って、今あなたが叶えたいことをガッツリ引き寄せてみてほしい。