今年最後のコラム
2023年最後のコラムです。
10月からスタートした、この「良い人生は後から」。
毎週日曜に更新をして、今回で12回目となりました。
コラムを読んでくれる人がいるかな……。
否定的な感想が届いたらどうしよう……。
毎週ちゃんと書けるかな……。
はじめる前はいろいろと不安要素があったけど、スタートしてからはそんな不安も消え、毎週楽しく記事を書くことができました。
相変わらず、締め切りを過ぎてからの入稿をしているけども、優しい編集さんは怒ることなく、毎週コラムを褒めてくれます。
そして、読者の方からもたくさんの感想が届きます。
これは、想像をしていなかったことだったので、感想をいただく度にうれしくて涙が出ます。
私のInstagramをフォローして、DMで感想を送ってくれる方がいます。
コラムを読み、直接感想を送るというアクションを起こすってすごくエネルギーが要ること。
そうして届けていただいた感想は、私の宝物になっています。この場を借りて、改めて、ありがとうございます!
今年インタビューした人達に共通していたこと
インタビュアー歴13年。これまでにインタビューをした人は600人を超えた。
インタビューを通じていろいろな方の人生に触れてきた中で、特に今年印象に残っているのは、インタビューをした方たちが不思議と共通した言葉を発したこと。
「自分自身を大切にして生きる」。
業種も性別も、住む場所も違う方々。それぞれの分野でご活躍されている方たちに、全く別の角度からインタビューをしたのに、必ず共通して語られた言葉。
まずは、自分を幸せに。
自分のことを大切に。
自分のことを愛して。
自分の気持ちに正直に。
誰かのためにやってあげたいことばかりだけど、まずは自分自身のためにできていないと、他者に対してこれを発揮するのは難しい。
この話をすると、「それは自分勝手に生きるということ?」「自分優先になったら周りの人が迷惑するのでは?」「自己中な人になりたくない」ということを言う人がいるのだけど、自分を大切にすることと、自分勝手に生きるはちょっと違う。
自分への厳しさをゆるめて
人は、誰よりも自分自身に厳しい。
もし、友人がしていたら褒めてあげることでも、自分自身のことになると、「なぜ、もっとうまくできないんだろう」というネガティブ視点から見てしまいがち。
自分を大切にするって、この視点をポジティブに変えてあげることだったりする。
例えば、「寒い朝、お布団から出たくないけど、家族の誰より早起きした私、えらい!」とか、「今日は、笑顔で家族を送り出せた! 私、えらい!」とか。
褒めるに値しないわ! と思うかもしれないようなこと、そんなの当たり前のことじゃない! と思うようなことでも、それができている自分を褒める。
考えてみて。当たり前のことができるって、実はすごいこと。
まずは1日、朝から自分の行動を褒めるぞ! 視点で自分のことを見てみてください。数えきれないくらい、褒めるポイントが見つかるはず。
それでも見つけられないという人は、「生きている自分、えらい!」でも良い。そうして、日常の中で自分自身を褒める習慣を作ることで、自分を大切にするということの意味が少しずつわかってくるはず。
「幸せ」は日常に溢れている
「幸せになりたい」
誰もが、そう願いながら生きている。
幸せの価値観は人それぞれだけど、人ってなんだか「幸せ」に期待しがち。
”とてつもなく大きな大きなものがいつか自分の人生に「幸せ」という形でやってくるのではないか”
もし、「幸せ」をそういう規模で考えているとしたら、ちょっと「幸せ」の捉え方を変えてみるのもおすすめ。
おおげさな例え方をすると、毎日愛する人がダイヤモンドやブランド物のプレゼントを贈ってくれる。これを「幸せ」と捉えていたら、「あ~! 私幸せ!」と満たされるのはなかなか難しいかも……。
「幸せ」も、自分を褒めることと同じように、日常の中にたくさん溢れている。
以前のコラムにも書いたことだけど、この話になんとなく感じるものがある人は、1日1回「幸せ」と言う習慣を、2024年はぜひ取り入れて過ごしてみてほしい。
日常に見つけた小さな「幸せ」の積み重ねが、あなたの人生を「幸せ」で満たしてくれることに気づけるから。
なんて、偉そうなことを言っている私も、今まさにそれを手探りで実践しながら、「幸せ発見!」という日々を送っている。
ちょっとずつそれが上達してきて、自分の人生が幸せであることを感じ、自分自身の生き方を誇らしく感じられるようになった2023年。
来年はさらに飛躍することを願いながら、このコラムを年の瀬に読んでくださる方がいることに、心からの感謝と幸せを感じながら、コラム納め。
みなさま、良いお年を。
来年もまた、ここでお会いしましょう。