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できなくて困っていたら、誰かを頼ったっていいよね?【トイトイの問い 第33話】

カルチャー

2024.06.25

私たちの日常にある「あたりまえ」。「どうして?」と問われたとき、はっきりと理由を答えられるものはどれだけあるでしょうか。「あたりまえ」への疑問の答えは、きっとひとつではありません。 トイプードルのトイトイと、猫のモラ。2匹の視点から生まれた疑問に、あなたなりの答えを見つけてみませんか?

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連載:トイトイの問い

できなくて困っていたら、誰かを頼ったっていいよね?

まんが

まんが

まんが

まんが

まんが

まんが

まんが

ひとりで難しいときは誰かを頼っちゃだめなのかな?

“これぐらいのこと、ひとりでやらなくちゃ”とつい抱え込んでしまうこと。
周りにお願いしたら迷惑かな……と遠慮してしまうこと。

誰しもがやってしまいがちなことだと思います。

でも、ひとりで抱えこみすぎて失敗してしまったり、キャパオーバーで体調を崩してしまったら本末転倒です。仕事、家事、育児、対人関係……様々な事がありますが、ひとりで抱えられる量には限度がありますよね。

「どうしても出来ないから手を貸して」と頼られることを誰もが嫌がるとは限りません。むしろ、頼られて、それに応えられたときって何だかすごく嬉しいこともあるんですよね。

自分がどうしても難しいと感じたことが、誰かにとっては簡単かもしれません。逆に、誰かにとって難しいことは、あなたにとって簡単なことかもしれません。

だから、困った時は誰かを頼ったほうがいいんです。代わりに、いつか誰かが困っているとき、自分の出来ることがあるなら助けてあげればそれでいい。

「ペイ・フォワード(恩送り)」という言葉があります。
これは、助けてくれた人に恩を返すのではなく、別な人に送るということです。

誰かを助けるという行動は沢山の人を巡り巡り、自分が困っているとき誰かに送った恩が別な人を経由して戻って来るのだそうです。
だから、もしあなたが困っているとき誰かに助けてもらえたら、別な人が困っているとき助けてあげたらいい。

そんな、恩を送りあえる世界、とっても素敵だと思いませんか?

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著者

水谷アス

水谷アス

発達障害のひとつ、自閉症スペクトラム障害(ASD)当事者でASD児育児中の母。 理屈っぽい変人と言われながら生きてきました。 そんな変わり者の思考をありのままに伝えることが未来の多様性理解のひとつに繋がることを願って、種まきのようにマンガ、文章、音声、様々な媒体で日々発信活動をしています。 読んだ人の心に新しい気づきが芽生えてくれたら嬉しいです。

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