好きな時間の過ごし方は人それぞれだよね?
ひとりの方が楽なんて…寂しくないのかな?
みなさんは『人と一緒に過ごす時間』と『ひとりの時間』どちらを過ごしているときに元気になる感じがしますか? これ、人によって違うらしいのです。
私は圧倒的に『ひとりの時間』が大事で、ひとり時間が足りなくなるとイライラして何もかもうまくいかなくなってしまいます。なので、朝早く起きてひとりで外を散歩するのが私にとって何より癒やしの時間なんですよね。
でも、人によっては他者と一緒に過ごすことが癒やしの時間になるタイプの人がいるんだそうです。私は誰もがひとりの時間を必要としていると思っていたのでコレを知ったとき驚きでした。
外向的・内向的という言葉があります。これ、コミュニケーションが上手か下手か……みたいな印象で考えがちですが、そうではないんです。外向的は「外的刺激」を大切にするタイプで、内向的は「内的刺激」を大切にするタイプなんだとか。
コミュニケーションが上手でも自分の心の奥を大切にする人は内向的だし、コミュニケーション下手でも他者と関わることを大切にする人は外向的ということですね。
お笑い芸人さんで、ステージ上では陽気に振る舞っていても、楽屋では全く喋らない方がいると聞きます。そういう方はどんなに陽気でも恐らく内向的。
逆に、大人しくてあまり喋らないのに、人が集まる場所に積極的に足を運ぶ人っていますよね。飲み会でただニコニコして人の話を聴いているだけの人とか。外的刺激を求める方にとっては「人がいるところにいるだけで安心できる」そうで、そこにいることが癒しの時間になるんだそうです。
ここで大切なのは、目の前の人がどちらのタイプなのか考えてみること。
相手が自分と同じタイプとは限りません。私は誰もがひとりの時間で回復すると思っていたので、誰かが落ち込んでいるときにはそっとしておくのが最適解だと思っていました。でも、相手が外向的ならば、そっとしておいてもらうより一緒に過ごしてくれることの方がありがたいのです。
私は内向的なので、落ち込んでいる相手を飲みに誘う人の神経が信じられませんでした。
でも多分、そういう人は外向的なのでしょう。自分がパーッと飲みに行くことで元気になれるから、相手を元気にさせたくて外に連れ出そうとするのです。
このように内向的・外向的の感覚が噛み合わないまま自分の心地よい方法で人と接すると、良かれと思っての行動が相手には裏目に出てしまいます。
家族は? 仲良しのあの人はどっち? 自分自身はどっちだろう?
あなたから見た相手の姿を想像して、その人にとって必要な関わり方をすること。
そして、自分自身にとって気持ちが穏やかになる方法を周りにも伝えられるよう自分が認識しておくこと。
それぞれが心地よく過ごすために大切なことなので、良かったら考えてみてくださいね。