なんで人間は自分のことより、人のことを気にするの?
人間って…自分より人のことを気にしすぎだよね?
自分で自分のことを見ることは出来ません。鏡にうつったり、動画に撮った自分は自然体ではないことも多いです。だからこそ自分というのは一番近くて一番知っているはずの存在にも関わらず、一番見えづらいのです。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉がありますが、自分のことを棚にあげて人の行動にあれこれ指摘する人っていますよね。それは『自分自身が出来ていない』ことが見えていないからなのかもしれません。
私はいつも探しものばかりしています。何故ものが無くなるかと言えば出したものを元あった場所に戻さないからです。戻そうと思ってはいるのですが、アレコレやっているうちについうっかりそこら辺に出しっぱなしにしてしまう。
よく出掛けに「家の鍵がない」と騒いでは夫に「なんで鍵置き場に置かないの」と呆れられています。夫はものを決まった場所に置いておける人なのでぐぅの音も出ません。
そんな私は、子どもが「ハサミがない、のりがない」などと騒ぐ度に、つい「決めた場所に戻さないからだよ」と言ってしまいます(お前が言うな案件ですね)。
誰かがやっていることに対してなにか指摘したいことがあったとき、自分自身がそれを出来ているか省みることはとても大切なことです。出来ていない人から一方的な注意をされても言われた側にとってみれば全く説得力がありませんよね……。
なので私は子どもたちに上記の言葉に加えて「自分もよくやってしまうけど、元の場所に置くって大切だよね、周りの人も自分も困るよね」という話をするようにしています。そして自分が鍵置き場に鍵を戻せたときには「今日はちゃんと置いた!!!」とアピールしてみたりします。
そうすると子どもたちも、なにかを片付けられたとき「私も今日は元の場所に戻したよ」と得意げに伝えてくれるようになります(30回に1回ぐらいですが!)
出来ない自分を棚に上げて相手を非難する関係より、出来ないことが同じ者同士、お互いで頑張り合える関係のほうが素敵だと思いませんか?