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無意識な「思い込みや偏見」で相手を傷つけているかも【トイトイの問い 第34話】

カルチャー

2024.07.02

私たちの日常にある「あたりまえ」。「どうして?」と問われたとき、はっきりと理由を答えられるものはどれだけあるでしょうか。「あたりまえ」への疑問の答えは、きっとひとつではありません。 トイプードルのトイトイと、猫のモラ。2匹の視点から生まれた疑問に、あなたなりの答えを見つけてみませんか?

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連載:トイトイの問い

無意識な「思い込みや偏見」で相手を傷つけているかも

まんが

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まんが

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まんが

まんが

まんが

子犬には出来ないと思ってた?

『マイクロアグレッション』という言葉を知っていますか?
言っている側には悪意がなく、でも受け取る側が何となく嫌だなと感じるような、思い込みや偏見、差別する言動による小さな攻撃をあらわした言葉です。

今回のお話で言えば……

「主婦が作ったとは思えない!」「子育ての合間で凄い」→子育て中の主婦なら本来大したものは作れないだろうという思い込みを感じる

「プロみたい」→商品を作り、お金を出して買ってくれる人がいる以上はプロを名乗ってもいいはずだが、SNS作家をプロだと認めていないという意図が見える

表面的には褒められている言葉だけに、受け取った側が嫌だと騒ぐには小さな言葉です。
でも「相手の立場や肩書」に対する思い込みによる言葉って、言う側が無意識であるために何度も受け取ることになりがち。
ひとつならなんてこと無くても、次第にダメージが溜まってくるんですよね。

みなさんも褒められているのにどこか嬉しくない言葉を受け取ったことはありませんか?
ちなみに私は「さすがお母さんだね」と褒められるのはあまり好きではないです。
自分が頑張った結果を"お母さんだから出来ること"と思われたくないというか……。

トイトイが言われた「1歳なのにすごいね」という言葉も「年齢のわりに」というニュアンスが交じってしまったことで「子犬にはどうせ出来ないだろって思われてたのかな……」とモヤッとする原因になってしまったわけです。

自分の心にある思い込みが生みだす、相手が感じる小さな違和感。
無意識に言ってしまっていないか気をつけたいですね。

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著者

水谷アス

水谷アス

発達障害のひとつ、自閉症スペクトラム障害(ASD)当事者でASD児育児中の母。 理屈っぽい変人と言われながら生きてきました。 そんな変わり者の思考をありのままに伝えることが未来の多様性理解のひとつに繋がることを願って、種まきのようにマンガ、文章、音声、様々な媒体で日々発信活動をしています。 読んだ人の心に新しい気づきが芽生えてくれたら嬉しいです。

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