“身体に悪いこと”って何?
色々気にしすぎてストレス溜める方が良くないんじゃね?
最近、食べ物に関しての色んな情報がありますね。これを食べると身体にいいとか悪いとか……ある場所では身体にいいと言われているものが別なところでは身体に悪いと言われていたりして、一体何を食べたらいいのかわからなくなってしまったことがありました。
私は一時期、腸に炎症が起こって入院一歩手前まで行ったことがあります。
腸内環境を良くしようとアレコレ見ている中で「小麦粉が日本人の腸に合わない」という情報に触れ、頑張って抜こうとしました。しかし、世の中に小麦粉を使った製品の多いこと!そして、子どもの好きなメニューに小麦粉使う率が高いこと……。
たった数日チャレンジしただけであっさり心が折れてしまいました。
その後から小麦粉を使ったものを食べる度に(食べたら腸に悪いのに……)と心配になってしまい、美味しく食べたいのにどこか気持ちが後ろめたくなっていました。
そんなときネットでとある話を見て、なんだか吹っ切れたのです。
それは『ドクターペッパー』という炭酸飲料が大好きだという外国のおばあちゃんのお話です。おばあちゃんは毎日ドクターペッパーを飲んでいたにも関わらず、100歳を超えても元気でした。そんなおばあちゃんが、言った言葉があります。
『お医者さんはみんな”炭酸飲料は体に悪いから飲むのはやめなさい”と私に言ったわ。
でも結局、そう言っていたお医者さんの方が私より先に死んでいったのよ』
身体と心は繋がっていると聞きます。もちろん、身体に良くないものというのはあるでしょう。しかし身体に悪いものを気にしすぎることは、案外心には良くないのかもしれません。
美味しいものを美味しいと思って食べると幸せな気持ちになります。それは、心が満足するということです。
おばあちゃんにとって大好きなドクターペッパーは、身体に悪い飲み物だったとしても心には良いものだったのでしょうね。
私は身体に悪いものを排除するという考え方をやめ、『よく噛んでよく味わうこと』そして『まごわやさしい』を意識して食べ物をバランス良く食べることを心がけはじめました。
そうしたらいつの間にか腸の調子は良くなっていったのです。
最近の私はパン屋さんの焼き立てパンを、背徳感なく、幸せな気持ちで美味しく食べられるようになりました。小麦粉が身体に良くないという学説などがあるとしても、パン屋さんがこだわって美味しく焼いてくれたパンを美味しく食べられることは、作り手にとっても食べる側にとっても幸せなことだと思っています。
身体だけでなく心も大切にすること。悪いものを晒し上げるのではなく、環境のバランスを整え、食べる喜びを味わうこと。バランスが整うと、身体も心も元気になれます。
これは健康の話だけでなく社会などでも同じことが言えるのかもしれませんね。
皆さんはバランスの良い生き方をしていますか?