話を聞いてもらえるってありがたいよね?
いつも喋ってるよね、疲れないのかな?
自分ばかり話すタイプの人っていますよね。私は耳から入る情報を頭の中で整理する能力が低いので、色んな情報をダーッと話す方と一緒にいると頭が話題に追いつけずに疲れて固まってしまいます。
他の人が話していても全部自分の話に持っていってしまう会話泥棒みたいな方もいますね。場のあらゆる話題をすべて持っていく人を見ると、どんな話も即座に自分の話題に持って行く頭の回転の速さに逆に驚いてしまいます。
なんとなく『喋る』ことにはエネルギー使いそうと思いがちですが、実は『聴く』方も相当エネルギー使うと思うのです。むしろ話すより聴く方が疲れるんじゃないかと……。だって、喋る側は喋ったあと心がスカッとするところがありますけど、聴いただけで気持ちがスッキリすることってそんなにありませんから。もちろん聞けたことがありがたいお話もあるんですが、会話泥棒さんの話にそういう要素は滅多にないと思っています。
私自身、ここのコラム・SNSやブログ・音声配信など……色んな発信活動で多くの方に話を聞いていただいています。発信活動もまた、聞いてくれる人がいるからこそ成り立つものなんですよね。
先ほど書いた通り、人の話を受け取る事はエネルギーをつかいます。だからこそ、私のことばを受け取ってくださる方々にはいつも感謝しています。ここのコラムを今回初めて読んで下さった方もいらっしゃるでしょうか。
はじめましての方も、おなじみの方も……読んで下さりありがとうございます。
人ってお喋りな人じゃなくても誰かに話を聞いてほしいものだと思っています。
ずっと聞きっぱなしは疲れますよね。たまに話したいこともありますよね。
私は人前でなかなか上手に話せません。人に話を聞いてもらえなかった分だけ、聞いてほしかったことばを文章や漫画にしてネット上に投げる事がとても多くなってしまいました。結果、聞いてくれる人が少しずつ増えていつの間にか発信者というものになっていたんです。会話ベタが高じて発信者になる。そんなこともあるんですよ。しかし誰もが発信者として聞いてもらえる立場に立てるとは限りません。
会話泥棒さんが身近にいる人は話を聞いてほしいのに聞いてもらえずモヤモヤしてしまう経験を沢山していることでしょう。自分が話してばかりいる人には「話を聞いてくれる人がいるということはありがたいことだ」ということに気づいて、頑張って聞き手に回ることも意識してほしいなー、などと思ったりするのです。