清潔にこだわりすぎてない?
「ボクたちは見えないバイキンだらけってこと?」
最近は色んな商品に"除菌"のフレーズが目につきます。
何か使えばウェットティッシュで拭き取ったり、スプレーしたり。
汚くしているより清潔な方が気持ちいいし安心かもしれませんが、何でもかんでも除菌してしまうことが必ずしも良いことばかりとは言えません。
人間の身体には常在菌と言われる、体内や皮膚の表面にいる菌というのがたくさんいます。
菌は人間にとって良いはたらきをするもの、悪いはたらきをするもの、何もしないでただそこにいるものがあります。
それぞれ善玉菌、悪玉菌、日和見菌と呼ばれるのですが、除菌作業は悪玉菌だけを除菌するとは限りません。身体にとって必要な善玉菌も一緒に除菌してしまうのです。
日和見菌は「数が多い方に加勢する」と言われています。
もし除菌で善玉菌を多く除去してしまった場合、むしろ身体は悪玉菌優位になります。
そうすると除菌を行ったために身体に不調をきたすこともあり得るわけです。
善玉菌を増やしたり強くしたり出来れば日和見菌は善玉菌の味方をして、協力しあって悪玉菌の活動を抑えてくれます。
そんな善玉菌を元気にするために有効なのは、規則正しい生活や整った食生活、運動など健康的な生活。動物たちが身体を洗わなくても十分元気でいられるのは、たくさん寝て、しっかり食べて、身体を動かしているからかもしれませんね。
健康のために除菌する時間を自分の身体を健康にする時間に変えてみませんか?
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